【カヤック決算説明会①】VR版『乖離性MA』の制作に協力 疑似面接体験コンテンツ「VR面接」も開発するなど多様なVRの取り組みを推進

カヤック<3904>は、5月16日、東京都内で2016年12月期の第1四半期(1~3月)の決算説明会を開催した。同社の代表取締役CEOの柳澤大輔氏が第1四半期決算の業績概要と、各サービスの状況についての説明を行った。

今回はその中からVRでの取り組みについての内容を紹介したい。


■スクエニのVR版『乖離性ミリオンアーサー』に制作協力


同社は、クライアントワークサービスにおいて、VRへの取り組みを進めている。直近では、スクウェア・エニックスの『乖離性ミリオンアーサー』をVR化したイベント用VR体験ゲームについて、制作協力を行ったという。
 

また、インテリジェンスとDODAの「未来の面接プロジェクト」第一弾となる疑似面接体験コンテンツ「VR面接」も開発。Oculusと感情解析エンジンを使い、仮想空間で坂本龍馬と面接できるというもので、音声も連動していることから、かなりの没入感が体験できるコンテンツとなっているとのこと。
 


なお、同社は「2013年からVRに取り組んでいる」(柳澤氏)とのことだが、「まだクライアントワークの中で比率は大きくない」(同)という。ただし、VR部というVRに特化した部署も設置しており、今後も受託・協業・自社とバランスよくプロジェクトを行っていく方針としている。
 
(編集部:柴田正之)

 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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