【レビュー】人気シリーズのスピンオフ作品『Hitman Sniper』のレビュー スナイプだけでも始末の方法は多種多様


 
「クエンティン・タランティーノ」「ロバート・ロドリゲス」「ダニー・トレホ」「ザ・シューター/極大射程」「木曜洋画劇場」といったこれらの単語に反応する読者の皆様は、この『Hitman Sniper』をお薦めする。この『Hitman』シリーズはPCや家庭用ゲーム機で発売されているステルス性の高いアクションゲームで、本アプリはそのスピンオフとなる。また昨年発売されて以来、依然として、ダウンロードランキングでは上位におり、5月31日現在、発売当初よりも大幅に値段が下がり、現在は期間限定120円で購入することが可能だ。
 
 
出所:AppAnnie

本アプリは単純明快そのもの。

1.スワイプで照準を定め
 

▲いけ好かない海外の金持ちがいかにもなパーティをしてるような別荘が舞台だ。
 

2.覗いたスコープのピンチイン・アウトで倍率を設定
 
▲武器によってはかなりの倍率で覗けるライフルも?
 
3.タップして狙撃
 
▲止まってる時ではなく、移動中に始末すると高得点に。

という非常にシンプルな作りになっている。全編英語のアプリではあるが、大きな支障もなくターゲットの始末を続けられるだろう。


■ゲームの進行
 

▲ターゲットもきな臭そうな奴ばかり。

開始時には指示が届く。指示はターゲットとなる人物だけではなく、ヒューズボックスを撃つことで起きる事故によって始末するといったことなど、様々な「お題」が出され遂行していく形になる。
 
▲配電盤をショートさせることで起こった事故死の例
 
ターゲットを闇雲に狙うだけではなく、様々なオブジェクトを撃つことで、色々なアクシデントが発生する。そのため、オブジェクトを撃ちぬいてから、どういう挙動となるか試すと良いだろう。「その発想はなかった」といった始末の仕方もあり、ドリフかと思うようなシチュエーションも多々発生する。

また、ターゲットを始末することで、まれにスナイパーライフルのブループリントを取得できる。これを集めることで、より強力なライフルを手に入れることが可能だ。課金アイテムとしてのライフルも用意されており、高価なものもあるが、すべてが課金で手に入るわけではなく、購入画面での能力を見る限りは、コレクター要素としての側面が大きいようにも見える。


▲始末する位置次第では痕跡を残さず葬ることも。ロケーションは大事だ。
 

▲120円のライフルで始末されるのは、なんともつらい。
 
本アプリは、ライフルを繰り返しを行う動機やシンプルながらもいろいろな仕掛けがフィールド上に配置されているため、やりこみ要素、繰り返し要素も高い。同じステージでの得点ランキングや、自分の始末時の動画ムービーの公開も可能なため、他のプレイヤーがどのような始末の仕方をしているか、鑑賞することで新たな発見も見つかるだろう。

さらにUnityを使用したグラフィックはとても華麗で、キャラクターのモーションなども、なかなかリアルな出来になっている。1ステージも短いため、ちょっとした合間にプレイも可能だ。FPSが好きだけど、ゲーム機を起動するのが億劫になったサラリーマン諸氏や、また少年たちが剣を携えて魔物と戦うのもいいけど、そろそろ違うんじゃないかと思ってきた17歳以上の若者に是非おすすめしたいゲームだ。
 
(文:編集部 和田和也)
 
■『Hitman Sniper』
 

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2008年10月
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