Aiming『空と大地のクロスノア』発表会 奥深い育成要素と美麗グラフィック、多彩なバトルが魅力のRPG 椎葉氏「2016年リリース第1弾に相応しい作品」


Aiming<3911>は、5月31日、2016年6月リリース予定の新作スマートフォン向けリアルタイムバトルRPG『空と大地のクロスノア』の発表会を東京都内で行った。発表会では、ゲーム概要の紹介が行われたほか、事前登録を開始する旨の発表もあった。また、人気YouTuberとして知られるHIKAKINさんも応援に駆けつけた。今回の記事では、発表会の模様をお伝えしよう。

『空と大地のクロスノア』、通称『空クロ』は、ハイドラ大陸を舞台にファンタジックな世界で繰り広げられる、美麗フル3Dグラフィックスが特徴のリアルタイムRPG。今年1月にAimingが発表したが、Tencentの開発・提供している大ヒットタイトル『天天伝奇』の日本語ローカライズバージョンとなる。簡単操作で手軽にスピード感あるド派手なアクションを、360度カメラアングルでいつでも楽しむことができる。

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まず、Aimingの椎葉忠志社長が挨拶した。今回、中国の最大のIT企業でゲーム会社であるTencentグループのエーススタジオのTimi Studio Groupが開発したスマートフォン向けRPGだ。グラフィックのレベルが高く、ゲーム内容も充実した作品だが、これがTimi Studio Groupの最高傑作ではないと述べた。そのなかで本作のパブリッシングを選んだ理由について、本作をプレイして日本市場のユーザーの嗜好に合っていると判断したそうだ。Aimingにとっては7ヶ月ぶりの新作で、2016年の第1弾となるが、それに相応しいタイトルだと自信を示した。
 

続いて、Timi Studio GroupのVice Presidentのトムソン ジ氏が登壇し、今回、Aimingと組むことにした経緯について、このタイトルの海外展開を考えているなか、TENCENTと信頼関係を築いているAimingと一緒にやりたいとすぐに思ったという。そして、Aimingとの日本配信に向けた協力をすすめるなかで、ゲーム運営における実力の高さを実感したとコメントし、日本での展開に期待を寄せた。
 



 
■『空と大地のクロスノア』のゲーム概要を紹介

担当プロデューサーを務めているアイリス リュウ氏の挨拶の後、担当プロデューサー境野稔浩氏が登壇し、ゲームの紹介を行った。本作の特徴は、なんといっても超美麗グラフィックで描かれるバトルだ。360度自由にカメラを動かすことができるだけでなく、スキルの演出やエフェクトも派手で豪華なものになっているという。そして、ゲーム内容については、オンラインゲームならではの対人戦やレイドボスといった協力・対戦プレイ、多彩な成長要素も魅力になっていると述べた。
 

ゲームのストーリーと世界観だが、ゲームの舞台となる世界は、神と龍、人が平和に共存していた「ハイドラ」。ある日、神が世界の調和を崩し、人と龍を世界から排除しようとしはじめた。プレイヤーは、人類を救うための神との戦いに身を投じることになる。調和が崩れ不安定になった世界は様々な別世界につながっており、ハイドラの異変の影響を受けているという。アーサー王や西遊記、海賊王の世界など古今東西の様々な世界を旅しながら、世界で起きていることや神がなぜ調和を崩したか、神がやろうとしていることなどの謎に迫っていく。
 

また、ゲームの中心となるバトルだが、基本的にオートで行う。戦闘のたびに攻撃手段を選択したり、攻撃対象を選択したりといった操作は必要ない。プレイヤーは、スキル攻撃や幻獣の召喚、一斉攻撃といった特殊攻撃のみ操作する。画面下にあるボタンを特殊攻撃のボタンを押すだけで発動するが、ここぞというタイミングでボタンを押す必要がある。どのタイミングで使うかというと、例えば、敵が大技を使う前に詠唱タイムがあるという。その際、スキル攻撃を行って詠唱を阻止するといったことがあげられる。また、スキルの組み合わせも重要で、例えば敵を気絶状態にするスキルと、気絶状態の敵に大ダメージを与えるスキルがある。適切な順番に繰り出すことで、戦闘をより有利に進められるという。
 

キャラクターの成長要素も本作の特徴となる。キャラクターのレベルアップがその第一だが、これ以外にも装備を吸収して、その能力を取り込むというシステムがある。一般的にはより強力な装備に取り替えたり、装備を合成して強化していくものが主流だが、それとは大きく異なる。取り込む装備の種類によって成長の方向性が選べるとのこと。攻撃力特化型の武器、攻撃力は落ちるが吸血率UPのある武器があるなどがあり、自分のキャラクターを好みの方向に育てることができるとのこと。
 

また、ランクアップも大きな成長要素だ。いわゆるレアリティのことで、それぞれのキャラクターの魂と呼ばれるアイテムがあり、これらを一定数集めることでランクアップすることができる。ランクアップすると、ステータスが全体的にアップするだけでなく、ある段階までランクアップすると、キャラクターの外見も変化する。すべてのキャラクターが最高ランクまで育てることができるという。一部の強力なキャラクターを育てる価値がないという状況にならないようにしているそうだ。
 

また、ゲームを進めていくと、主人公の背中に翼が生えてくる。この翼もレベルアップすることができる。翼のレベルが上がると、パーティ全体に付与されるステータスアップのボーナスが増えるとともに、翼の見た目も派手になっていく。スライドには3つしか表示されていないが、翼には多くの種類があるという。
 

「幻獣」も重要な要素だ。幻獣は、それぞれアクティブスキルとパッシブスキルを持っており、アクティブスキルは戦闘中に召喚した際に使われる。パッシブスキルは幻獣を持っているだけで、効果が出てくる。アクティブスキル効果は様々で、バフや敵の状態異常を起こすものがある。戦闘に連れていける幻獣は1体のみで、どの戦闘でどの幻獣を使うか、状況に応じて判断して欲しいとのこと。戦闘に連れて行かない幻獣もパッシブスキルを持っているため、なるべく多くの幻獣を育てることが攻略ポイントになる。
 

続いて陣形も重要な要素だ。陣形は立ち位置ごとに役割があり、役割にあったバフがかかるようになっている。例えば、最前列が一番攻撃を受けやすく、タンク役を配置するが、ここにキャラクターを置くとHPがアップするバフがかかるという。その後ろのアタッカーの位置には、魔法攻撃や物理攻撃がアップする効果も。バフにもレベルがあり、プレイヤーは好みに応じてバフをレベルアップさせることができる。なお、陣形は、バランス型、魔法攻撃型などの種類があり、種類によってバフの配置も内容も異なる。プレイヤーは、自分の手持ちのキャラクターや、戦闘の状況に応じて陣形を選択し、陣形内のどのバフを強化するかという選択を行っていく。
 

このほか、協力・対戦コンテンツも紹介した。ソロでプレイできる要素もあるが、他プレイヤーとの協力・対戦にも力を入れているという。PvPは1対1の通常戦闘で戦うもので、結果がランキングに反映されて、上位に入るほど多くの報酬もらえる。同盟ボスでは、同盟ごとにボスを所有し、同盟員が力を合わせてボスに挑む。それを倒すとさらに強力なボスが登場し、何匹まで倒せたか、どのくらいダメージを与えたかを他の同盟を競い合う。
 

また、レイドボスは、他のプレイヤーと強力なボスと協力して戦っていく。パーティメンバーが倒れた時は控えのメンバーと交代できるという。つまり、手持ちのキャラクターが多ければ多いほど、長く戦えるのだ。そして、メイン以外のキャラクターを鍛えておいた人ほどレイド戦で活躍できる。
 

チーム戦も特徴的だ。まず、珍しい要素だが、地面から生えている水晶を敵チームと一緒に掘り合うことになる。水晶を掘り終えると、チームにポイントが加算させる。また相手チームのプレイヤーにPvPを挑むこともできる。ここで勝利するとポイントが加算される。最終的には、ポイントをより多くとったほうが勝ちとなる。水晶を掘っている際にPvPを仕掛けて邪魔したり、戦場に複数生えている水晶のどれを掘りに行くか、といった駆け引きや戦術が楽しめる。勝ったほうがより多くの報酬がもらえるが、負けてももらえるため、気にせずに挑んで欲しいとのこと。
 


魅力的なキャラクターに命を吹き込むキャスト陣も豪華だ。自分の操作する全てのキャラクターにボイスが付いているという。
 

また、BGMは、植松伸夫氏が担当する。発表会ではお披露目は行われなかったが、ゲーム内で実際に聞いて楽しんで欲しいとのこと。
 

 事前登録キャンペーンも実施する。こちでは、ダイヤ600個(レアガチャ6回分相当)と、☆4フレイヤ、100万金貨をプレゼントするとのこと。このほか、悠木碧さんと、櫻井孝宏さんのサイン色紙が当たるキャンペーンも行う。☆4フレイヤは、刀を持った金髪の女の子で、アタッカーとしても優秀だという。自分のHPを回復しながら戦うとのこで、最初に手に入れると後々まで活躍するそうだ。
 


 
■HIKAKINさん 「スキルコンボを駆使してボスを倒した時が一番楽しかった」

最後に、トップYouTuberであるHIKAKINさんが登壇した。これまで謎の実況者として、このゲームの先行プレイ動画を公開してきたが、今回、その正体が明らかになった。今回、HIKAKINさんとのコラボキャンペーンを行うが、こちらを参照のこと。ゲームを先行プレイした感想として、スキルのコンボを駆使してボスを倒した時が一番楽しかったと語った。はじめはオートで見ていたが、徐々にスキルの内容を把握できるようになり、スキルの順番で戦闘結果が大きく変わることに気づいたという。そして、戦闘のテンポの良さや、グラフィックの美しさ、派手な演出、キャラクター育成なども魅力としてあげた。
 

椎葉社長は、以前、当サイトのインタビューで『天天伝奇』を絶賛しつつ、海外のタイトルを日本で運営する場合、最低限のローカライズだけで日本でヒットするかどうかを見極めるようにしていると語っていたが、それにふさわしいタイトルとなったようだ。最近、海外系のタイトルが日本で活躍する場面が目立っているが、本作は、世界トップクラスの開発力を持つTencentと、オンラインゲームの運用力で定評のあるAimingの強力タッグとなる。日本市場でも大活躍を期待したい。
 
(編集部 木村英彦)


 
■​『空と大地のクロスノア』
 

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株式会社Aiming
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
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