​【決算まとめ(特別編)】各社のVR関連の取り組み状況…スクエニとカヤックがVR版『乖離性MA』開発　グリーはイベント開催も　コロプラは2タイトルをリリース

1～3月の決算発表シーズンも終了し、「Social Game Info」では先日、今回の決算発表シーズンを総括した記事を掲載した。

【関連記事】
【決算まとめ】ゲーム関連企業29社の1-3月…ミクシィの営業益はガンホーの2倍に DeNAが収益性が改善 『ワクサガ』でアクセルマークにも好転の兆し

今回の記事では、その1～3月の決算発表シーズンにおいて明らかとなった各社のVR関連の取り組みについてまとめてみた。

■アカツキ<3932>
新たに執行役員として参画した横井明文氏を中心に新規事業チームを立ち上げ、新規サービスの企画や新技術（AI、VRなど）のR&D活動を行っていく。

■アクセルマーク<3624>
2本目のプロトタイプ開発に着手したことを発表。開発中だった1本目は開発がすでに終了したが、商品性に欠けるとの判断からリリースは見送られるもよう。

■エクストリーム<6033>
成長が見込まれるVR分野への参入をもくろみ、技術研究を開始。

■カヤック<3904>
スクウェア・エニックスの『乖離性ミリオンアーサー』をVR化したイベント用VR体験ゲームについて、制作協力を行った。また、インテリジェンスとDODAの「未来の面接プロジェクト」第一弾となる疑似面接体験コンテンツ「VR面接」も開発。Oculusと感情解析エンジンを使い、仮想空間で坂本龍馬と面接できるというもので、音声も連動している。

なお、VR部というVRに特化した部署も設置しており、今後も受託・協業・自社とバランスよくプロジェクトを行っていく方針。
 
■グリー<3632>
北米のVR優良企業に出資するファンドを設立したほか、開発、市場振興の3本建てで行う。また、市場振興として500人程度が集まる国内最大級のイベントとなるジャパンVRサミットを5月10日に開催。なお、自社での開発はモバイル向けを中心に据え、ハイエンド向けの開発体制の強化は考えていないとしている。
 
■コロプラ<3668>
「Oculus Rift」向けに2タイトルをリリース。「Oculus Rift」だけでなく、主要ヘッドマウントディスプレイすべてで開発を進めている。
 
■スクエニHD<9684>
いくつかのプロジェクトに取り組んでおり、『HITMAN GO』やVR版『乖離性ミリオンアーサー』などを公開。
 
■バンナムHD<7832>
施設と一体となり、バンダイナムコの強みを活かした遊びの提供に向けVR技術を使ったコンテンツを開発する「Project i Can」を進行中。

■モブキャスト<3664>
水口哲也氏が立ち上げたenhance games, Inc.（エンハンス・ゲームズ）に出資。