ミュートスとIDCフロンティア、製薬業界向けクラウド型データウェアハウス分野で協業…「Medical DMP」を構築し8月からサービス提供を開始

ミュートスと、IDCフロンティアは、6月6日、製薬業界向けクラウド型データウェアハウス(以下、DWH)分野で協業すると発表した。これに基づきミュートスは、IDCFの提供するビッグデータ分析基盤サービス「Yahoo!ビッグデータインサイト」上でクラウド型のDWH「Medical DMP」を構築し、8月からサービスの提供を開始する。

「Medical DMP」は、「Yahoo!ビッグデータインサイト」上に展開された「製薬業界向けクラウド型DWH」。製薬企業内で発生する多用なチャネルミクスデータを蓄積する「データレイク」として機能する今後、製品情報サイトを横断的に分析することができる「Medical Analytics」や製薬業界におけるプロモーション・マーケティング施策をチャネルミクスからAIを利用して自動的に分析・サジェストする「Medical DMP Insight」を提供する予定。
 

サービスとしては、費用面ではオンプレミス型DWHと比較してシステム構築費を初期投資額で10分の1以下に、投資総額で2分の1以下に抑えることができる。さらにチャネルミクスの数やデータ量に応じた従量課金や、分析規模に応じたスモールスタートも可能。とくに従来のクラウド型DWHでは、データの保存先が海外の場合、セキュリティ面で不安があったが、IDCFが国内の自社データセンターで一貫運用するクラウドサービスをインフラに採用することで、オンプレミス型と同等のセキュリティを確保できるという。