【速報】gumi、16年4月期は22%減収、22億円の営業赤字を計上…『ブレフロ』の国内外での売上減が響く 今期1Qは売上高6%減、営業益ゼロの予想(グラフ追加・追記)

gumi<3903>は、6月10日、2016年4月期の連結決算を発表、売上高214億3700万円(前々期比22.1%減)、営業損益22億2900万円の赤字(前々期4億1600万円の黒字)、経常損益22億5600万円の赤字(同2億3400万円の黒字)、当期純損益32億9900万円の赤字(同1億9100円の黒字)と大幅減収・赤字転落での着地となった。
 

減収の要因は、エイリムが2013年7月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア』(日本語版)および同年11月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア』(海外言語版)の売上高減少によるもの。その一方で、2014年10月に配信を開始した『ファントム オブ キル』は好調に推移したほか、スクウェア・エニックスと共同開発した『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』を2015年10月に、Fuji&gumi Gamesの第二弾タイトル『誰ガ為のアルケミスト』を2016年1月に、オリジナルタイトル『クリスタル オブ リユニオン』を4月に配信開始した。

一方、利益面については、売上高の減少による影響が大きく、広告宣伝費の抑制などにより販売費及び一般管理費は減少したものの、カバーするには至らなかった。また、当期純損益については、事業譲渡益3億3591万円を計上した一方で、特別損失として減損損失3億8537万円、投資有価証券評価損1億6420万円、海外子会社の再編などによる特別損失6億1571万円を計上している。

■『ファンキル』大型プロモの実施でQonQでは赤字幅が拡大
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.2%増の53億6400万円ながら、営業損益は前四半期の1億2200万円の赤字から6億700万円の赤字に拡大するなど赤字幅が拡大した。なお、赤字幅拡大の要因は、『ファントム オブ キル』の大規模プロモーションの実施によるもの。
 

なお、2017年4月期通期の予想については非開示としており、第1四半期期間(5~7月)の業績予想のみを開示。売上高は55億円(前期比6.3%減)、営業利益ゼロ、経常利益ゼロを見込んでいる。

 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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