ポールHD、1Qは売上高5%減、営業益54%減と大幅減益に アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注が減少 為替の円高も影響

ポールトゥウイン・ピットクルーホールディングス<3657>は、6月10日、2017年1月期の第1四半期(2~4月)の連結決算を発表、売上高42億6800万円(前年同期比5.9%減)、営業利益2億8600万円(同54.4%減)、経常利益2億2400万円(同63.9%減)、最終利益4000万円(同88.6%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①デバッグ・検証事業…売上高34億4291万円(前年同期比7.1%減)、営業利益4億432万円(同39.7%減)
6ヵ国11拠点体制による海外と国内グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、ユーザーサポート(海外)などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大した。前期より連結子会社となったSide UK Limited、クアーズや第1四半期期間より連結子会社となったエンタライズの売上高、利益が寄与したが、アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少や円高が影響した。

②ネット看視事業…売上高7億8508万円(同3.4%減)、営業損益4933万円の赤字(前年同期1741万円の赤字)
ネット企業各社がEコマース市場向け事業展開に積極的に取り組んでいることから、ネットショッピングサイト、ネットオークションサイト、フリマアプリにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法などに基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関するユーザーサポート(国内)などのアウトソーシングサービスを受注したが、一部顧客企業からの業務縮小の影響を受けた。

③その他…売上高4010万円(同129.5%増)、営業損益5434万円の赤字(前年同期2865万円の赤字)
Palabraにおいて、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供している。また、IMAidでは、医療関連人材紹介サービスを提供している。

■2017年1月期の通期予想は据え置き
なお、2017年1月期の通期予想については、従来予想から変更なく、売上高205億3100万円(前期比13.3%増)、営業利益24億6600万円(同4.5%増)、経常利益23億8600万円(同7.1%増)、最終利益13億7800万円(同7.1%増)を見込む。
 
 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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