ミドルの6割が年下上司の元で働いた経験あり 仕事をしやすい、しづらいと感じた年下上司の特徴とは

エン・ジャパンは、同社が運営する人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「年下上司」についてアンケートを行ない303名から回答を得て、その結果を発表した。

調査結果では、6割以上のミドルが年下上司の元で働いた経験があると回答。また、年下上司の元で働いたことがある方の6割が「仕事をしづらい」と回答し、その理由として「人の使い方が下手」「知識不足」「人の意見を受け入れない」と答えた。

そして、仕事をしやすいと感じた年下上司は、人の意見を柔軟に受け入れる謙虚な姿勢のある方、年下上司と仕事をする際に気をつけているのは、敬語で話し、敬称をつけて呼ぶことという。

 


<以下、プレスリリースより>

 

■調査結果詳細


 1:ミドルの6割以上が年下上司の元で働いた経験があると回答。(図1)

年功序列制度が崩れつつあるなか、自分よりも年下の人が上司になるケース(年下上司)も起きています。そこでミドル(35歳以上)に「年下上司」の元で働いたことがあるか伺いました。全体では、66%の方が年下上司の経験があると回答。また、40代後半以上になると7割を超える方が年下上司を経験していることがわかりました。

【図1】自分より年下の方が上司になったご経験はありますか?



2: 年下上司の元で働いたことがある方の6割が「仕事をしづらい」と回答。理由は「人の使い方が下手」「知識不足」「人の意見を受け入れない」から。(図2、図3)

年下上司の元で働いたことがある方に感想を伺うと約6割の方が「仕事をしづらい」と回答。『若い分経験が浅いのではと不安になった』、『年下に命令されると、言い方にもよるけど良い気分がしない』など自分よりも人生経験の少ない年下にマネジメントされることに否定的な意見が目立ちました。
 
また、仕事をしづらい理由を伺うと、もっとも多かったのが「人の使い方が下手」(66%)という回答でした。マネジメント経験が足りないことに加え、年下上司本人が自分よりも年上の部下をどう扱えばよいかに困惑していることが考えられます。このほか、「知識・知見が少ない」(45%)、「人の意見を受け入れない」(43%)、「人望がない」(42%)などを挙げる方が多いようです。
 
【図2】(年下上司の元で働いたことがある方)年下上司の元で働いた感想を教えてください。


【図3】(年下上司の元で仕事がしづらいと回答した方)そう感じた理由を教えてください。※複数回答可



3:仕事をしやすいと感じた年下上司は、人の意見を柔軟に受け入れる謙虚な姿勢の方。(図4)

年下上司の元で「仕事をしやすい」と回答した方に理由を伺ったところ、「謙虚な姿勢」(48%)、「人の意見を柔軟に受け入れる」(41%)が上位に。たとえ自分のほうが役職が上であっても、人生経験が豊富な年上部下の意見を柔軟に受け入れる謙虚さを持つ方が支持されるようです。
 
【図4】(年下上司の元で仕事がしやすいと回答した方)そう感じた理由を教えてください。※複数回答可



4:年下上司と仕事をする際に気をつけていることは「敬語を使い、敬称をつけて呼ぶ」。(図5)

年下上司と仕事をする際に気をつけていることを伺うと、「タメ口ではなく、敬語を使う」(72%)、「さん付けにして、呼び捨てにしない」(59%)という回答が上位に。年上部下として、役職の序列を意識したコミュニケーションを心がけている方が多いことがわかります。
 
【図5】年下上司と仕事をする際、どんなことに気をつけていますか。※複数回答可


【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』利用者
■有効回答数:35歳~59歳 303名
■調査期間:2016年3月1日~2016年3月31日


 
 
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