ショーケース・ティービー、独自のARおよびVRエンジンとプラットフォームを開発・提供する英Kudanとの業務提携を実施


ショーケース・ティービー<3909>は、スマートデバイスを活用したARおよびVRエンジンとプラットフォームを開発・提供する英国のKudan Limited(以下、Kudan)と業務提携を行い、同社の優れた画像認識技術・映像融合技術を活用した新商品開発のための企画及び研究開発を実施することを発表した。

■業務提携の背景
ショーケース・ティービーは、2016年1月に研究開発機関「Showcase Lab.」を設立し、Web情報の分析技術、Web端末認識技術、ビッグデータ解析と機械学習(ディープラーニング)をはじめ、AR/VR、O2O、FinTech、ユーザ与信分析、IoT分野に関する研究を実施しているが、顧客基盤の中でもAR/VRに関するニーズは高まりつつある。また、英国投資銀行Digi-Capitalによれば2020年にはAR市場は1,200億ドル、VR市場は300億ドルのマーケットになると予測されている。このような市場ニーズの高まりを受け、独自のAR/VR技術とプラットフォームを提供する英国の有力企業であるKudanと業務提携し、新商品開発のための企画及び研究開発を実施することとなった。

■AR/VR技術について
AR(Augmented Reality:拡張現実、以下AR)は、スマートフォンやゴーグル型デバイス等を通し、現実世界にはないものをバーチャルとして投影し、実際の景色や画像に3D映像や音を融合させる技術。ARは、機器の操作支援などインダストリアル業界、建築・不動産業界でのレイアウトシミュレーション、施設案内ガイド等ナビゲーション、教育、医療、販売促進など多くの実用分野での活用が期待されている。一方、VR(Virtual Reality:仮想現実、以下VR)は全てバーチャルの映像となる。ゲームでVR技術を活用した場合、利用者は非現実映像空間の中に没入できることが特徴だ。VRは主にエンターテイメント分野での活用が期待されている。
 

■Kudan Limitedとは
精度の高い独自のAR/VR技術開発・提供とプラットフォーム運営を行う企業。欧州においては、Moma AwardsやThe Webby Awardsなど数々の賞を受賞しており、IKEA、PEPSI、View AR、Audi、Dyson、BBC、e-Bayなどの大手企業にARエンジンの供給を行っている。

■業務提携による効果
ショーケース・ティービーは、Kudanとの協業により、保有する顧客基盤とWebマーケティング支援に関する技術とノウハウを活用し、金融業界、不動産業界、EC業界などのクライアントに対して新たなソリューションを提供していく予定だ。