米AppLovinが日本法人を設立…費用対効果をベースにした広告配信が可能なモバイルマーケティングプラットフォームを提供

モバイル広告においてROI(投資対効果)ベースでの広告の最適化配信を特長とするモバイルマーケティングプラットフォームを提供するAppLovin(アップラビン)は、日本法人を設立したことを発表した。同社は、従来とは異なるROIベースの広告配信と、月間10億台を超えるモバイルへのアクセスを通じて、スマートフォンアプリを経由して新たな消費者へリーチを図る広告主に対し、パフォーマンス性の高い広告配信サービスを提供する。

一般的なデジタル広告のプラットフォームや広告配信ではCPI(インストール単価)をKPI(主な業績評価指標)とした配信が主流であるのに対し、AppLovinのプラットフォームは、広告主が設定したユーザーのインストール後のアクション(課金、入会登録、申込など)データを活用し、高い広告費用対効果(ROI/ROAS)を得られる広告配信が可能。また、アプリ開発者に向けては、SDK(ソフトウェア開発キット)提供を通じて、アプリの収益性最大化をサポートする。

AppLovinは、2012年にシリアルアントレプレナー、アダム・フォローギ(Adam Foroughi)により米国パロアルトで設立。創業1年目より黒字化を実現したほか、米「Forbes」誌によって2015年の「米国で最も成功が期待される企業」 の8位に選出された、米国でも注目の成長企業だ。現在、月間10億台以上のデバイスに広告を配信し、1日あたりの広告リクエスト件数は500億件を超えている。

同社は、現在、米国を起点にグローバル展開を加速しており、特にアジア太平洋地域(APAC)においては急拡大を遂げている。こうしたグローバル展開の一環として、今回、米国外では初めての法人設立となるApplovinを日本に設立し、米国AppLovinで立ち上げ時から営業を統括してきた林宣多氏が代表に就任した。スマホの所有率の増加によるモバイル広告の拡大や、モバイル・ゲーム市場の拡大が期待される日本市場において、動画広告を軸としたマーケティングプラットフォーム事業の拡大を図っていく方針としている。

▼アダム・フォローギCEOコメント
「日本国内のパートナーと連携し、日本のモバイルユーザー一人ひとりに関連性の高い情報提供を行い個々のニーズに応える一方、広告主の投資対効果を最大化するべく取り組んでまいります」

▼AppLovinについて
AppLovin(アップラビン)が提供するスマートフォンアプリ向けモバイルマーケティング・プラットフォームは、モバイルやApple TVアプリケーション上で新たな消費者へのリーチを求めているブランドに、自動化されたリアルタイムの広告配信の最適化広告出稿、およびアナリティクス機能を提供します。このプラットフォームにより、広告主はリアルタイムのデータ信号を活用して、世界中の10億人以上のモバイルユーザーに広告効果の高い最適化された広告配信を行うことが可能。本社は、米カリフォルニア州パロアルト、社員数は約100人。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、北京、東京、ベルリンにオフィスを構えている。