サイバーエージェント、育児休業後の女性社員の仕事復帰を後押し 認可外保育園補助などの新制度を導入


サイバーエージェント<4751>は、育児中の女性社員の仕事復帰を後押しする新制度として、新たに“認可外保育園補助”をはじめとする3つの取り組みを同社独自の女性活躍促進制度「macalon(マカロン)パッケージ」に追加したと発表した。

「macalonパッケージ」は、出産・育児を経ても女性が長く継続して働くことができる職場環境をめざし、2014年に導入した制度。“妊活休暇”や“妊活コンシェル”、“キッズ在宅”などの制度から構成され、「macalon」という名称は「ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く」という意味が込められている。

今回、「macalonパッケージ」に追加したのは、以下の3つ。

①認可外保育園を利用して仕事復帰をする場合の保育園料金補助
②保育園に入るための活動(保活)情報や育児にまつわる情報交換を目的とした居住市区町村別ママ社員の交流促進制度
③産休・育休中を含めたママ社員向けの社内報

ママ社員数が約150人に達し、女性社員に占めるママ社員比率が22%になるなど、出産を経て仕事に復帰する女性社員の増加を背景に、新たに追加した取り組みによって、育休明けの女性社員のスムーズな復職を応援するという。

 



 

■「macalonパッケージ」追加制度


1. 認可外保育園補助
認可保育園・認証保育園に入れないために仕事復帰ができない女性社員を対象に、高額な認可外保育園料の一部を会社が負担することで女性社員の仕事復帰を促進する制度で、認可保育園と認可外保育園の保育料差額を支給。渋谷にオフィスを構える同社では、通勤ラッシュ時の登園に抵抗を示す社員の声が大きかったことから、事業所内保育園の設置ではなく、認可外保育園料の一部を補助することで、ママ社員の仕事復帰を促進。

2. おちか区ランチ
居住する市区町村によって異なる保活情報や育児にまつわる情報について、ママ社員同士で情報交換・相談できるよう、同じ市区町村に住むママ社員(妊娠中のプレママ社員・産休育休中のママ社員も含む)が集まるランチ代を会社が補助する制度。同じ市区町村に住むママ社員が4名以上集まれば実施が可能で、4ヶ月に1回、一人当たり3,000円のランチ代を会社が負担するという。

3. ママ報
ママ社員向けの社内報。育児と仕事を両立するママ社員の経験談や、会社の最新情報を掲載し、ママ社員同士はもちろん、産休・育休中の社員にも自宅へ郵送することで、産休・育休中の社員と会社とをつなぐことを目指す。


既存の「macalonパッケージ」制度について https://www.cyberagent.co.jp/recruit/benefits/#macalon
・エフ休 女性特有の体調不良の際に、月1回取得できる特別休暇。
・妊活休暇 不妊治療中の女性社員が、治療のための通院等を目的に、月1回まで取得可能な特別休暇。
・妊活コンシェル 妊活に興味がある社員や将来の妊娠に不安がある社員が、専門家に月1回30分の個別カウンセリングで相談できる制度。
・キッズ在宅 子どもの急な発病や登園禁止期間など、子どもの看護時に在宅勤務できる制度。
・キッズデイ休暇 子どもの入園・入学式や親子遠足、参観日といった学校行事や記念日に取得できる特別休暇。


▼「おちか区ランチ」第1回開催の様子


第1回目の「おちか区ランチ」を2016年5月の休日にピクニック形式で実施。産休中・育休中の社員を含む6名が参加し、ママ社員同士だけでなく、子ども同士の交流も生まれたとのこと。


▼「ママ報」第1号


「ママ報」第1号を2016年6月に発行。今年4月に仕事復帰したママ社員が編集・ロゴデザインに携わっている。「保活&小一の壁 私はこうやって乗り越えました」といったママ社員インタビューのほか、4月に実施した社員総会レポートなどを掲載。約150名のママ社員に配布。

 
 
 
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株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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