「SPAJAM2016」参加12チームの作品が出揃う…最優秀チームなど各賞は明日発表


現在開催中のスマートフォンアプリのハッカソンイベント「スマートフォンアプリジャム2016」(SPAJAM 2016)本選では、この日(7月3日)、最終プレゼンと実機テストが行われた。
 
各チームから発表された作品は以下のとおり。

<札幌会場>
【チーム名】
FUNKey
【チームメンバー】
矢野 颯太、永井 智大、兵藤 允彦、工藤 卓也、河辺 雅史
【アプリ名】
Omajin
【内容】
自分の好きなあいことば(音や声)で、意図した要望を応えてくれる機能を提供する。例えば、アプリと連携した端末などが「電気を消すや」「電気の色を変える」「○○を持ってくる」など、日常生活に含まれているものが搭載されている。なんらかのアクションを起こしてくれる。
 


<仙台会場>
【チーム名】
MATSU OK ROCK
【チームメンバー】
村田 直幸、渡邊 翼、中山 裕介、平沢 亮真、飯塚 拓也
【アプリ名】
スタカラ-Study Karaoke-
【内容】
覚えたい単語を自分の好きな曲の歌詞に埋め込んで、 カラオケとして歌いながら単語を覚えることができる教育系アプリ。 入力された検索ワードを元にスクレイピングを行い歌詞と動画を取得する。取得した歌詞に対して形態素解析を行い、分解されたうちの名詞に対して覚えたい単語を文字列の長さがマッチするところで入れ替えることで、 自分の覚えたい単語を自分の好きな歌の歌詞に交えて、 歌って覚えることができる。
 


<東京A会場>
【チーム名】
おおさき温泉同好会
【チームメンバー】
石井 純平、清田 侑、真野 隼記、山本 力世、小川 達
【アプリ名】
音ん。
【内容】
スマホを一切見ず、相手にも気付かれずに仲間うちで会話ができるサービス。音が使えないシチュエーションで、モールス信号とタップを応用した「トントン入力」や、骨伝導イヤホンでコミュニケーションが取れる。また、ペンシル型UIデバイスも採用し、送信者のアクションによってメッセージが送れるようになる。
 


<東京B会場>
【チーム名】
Outer Inside
【チームメンバー】
中川 武憲、谷村 元気、外崎 正典、荒川 湧佑、桐井 祐樹
【アプリ名】
LIVE ZONE
【内容】
広告に近づいたユーザにそれぞれ曲のパート(ギターやドラムなど)を割り振り再生する、みんなで作る音楽広告。アプリをインストールした状態で、iBeaconを設置した広告に近づくと、ネット経由で役割が分担し、複数人数で音楽を奏でることができる。広告閲覧者が増えるほど曲が完成する。音楽のプロモーションとして活用することを想定。
 


<東京C会場>
【チーム名】
BOSH
【チームメンバー】
廣瀬 雄大、伴 幸祐、鈴木 孝明、大塚 眞美
【アプリ名】
Soundrops
【内容】
音・スマホ・アクションを利用して、音楽で遊べるゲームアプリ。いわゆる音ゲー。それぞれが音程ごとにパートに分かれて一緒にプレイし、盛り上がる。音楽に合わせて流れてくるノーツに合わせてスマホを振ることで、マスゲームのように音ゲーが楽しめる。アプリは MIDI サウンドを読み込み、それをベースにノーツを自動生成する。
 



<東京D会場>
【チーム名】
kirinsan.org
【チームメンバー】
薮 キヨヒデ、松尾 勇也、田中 潤、史 翔新、原田 寛子
【アプリ名】
CUE by kirinsan.org
【内容】2時間4分。
モノ特有の音紋を解析する技術を使ったアプリ。生活音を認識して、音の波形を認識して、関連させたデバイスなどが何らかのアクションが起こす。例えば、鍵を置く音で自動的に照明をつけたり、空になった洗剤のボトルを叩く音で洗剤を注文できたり、といったものを想定しているという。複数の材質の違うモノを叩く音などでIFTTTなどのAPIを実行することに成功した。
 


<東海会場>
【チーム名】
UDONKOAPPS
【チームメンバー】
近藤 英介、近藤 秀彦、逢坂 隆司
【アプリ名】
声に願いを…
【内容】
コミュニケーションにおいて受け手の本音をキャッチして答えをリアルタイムで返すアプリ。例えば、結婚しようというプロポーズに対して、言葉と心拍数、加速度センサーの数字をとって本音を判断して返答する。「喜んで」と答えても、興奮度が少ない場合は「まあいいか」「いやだ」などの形で返すこともあるという。また、起きた状況をアプリを入れたほかの人に共有し、共有を受けた人は応援することができる。
 


<大阪会場>
【チーム名】
ジョン
【チームメンバー】
土田 哲史、大畠 裕、佐藤 慧太、箸尾 礼子、多田 恭子
【アプリ名】
うたの世界
【内容】
選んだ歌の世界を立体空間で体験できる教育アプリ。VRデバイスを活用する。歌から沿った世界観の映像が流れて、子供の想像力を高めるようにする。また、空間の中を歩き回ることも可能。また、音声認識にも対応し、「くまさん」などと呼ぶと、言葉に対してくまのキャラクターが反応するといったこともある。「歌う」というと子供の歌いやすい歌が流れる。
 


<福岡会場>
【チーム名】
VOID
【チームメンバー】
隅倉 直人、伊藤 雄二朗、松江 飛雄馬、山戸 幸弥
【アプリ名】
Sound Generate
【内容】
生活で生じた音、いわゆる生活音を録音して組み合わせることで新しい音楽を作るアプリ。自分の生活音がすべて素材になる。作った音楽は、一つのプロジェクトとして保存でき、シェアすることも可能。
 


<優秀賞枠>
【チーム名】
ちゅらゴンズ
【チームメンバー】
丹下 友希、秋月 徹、大城 文那、山本 有悟、金子 晃大
【アプリ名】
おどROKU
【内容】
声の寄せ書きお祝いアプリ。複数人のユーザーでアプリを介して1つの曲を歌う。友達複数人で撮影した歌を祝われる本人を中心にVRで聴ける空間をつくる。正面に入った人がメインボーカルになる機能も。お祝い事の種類は多岐にわたり、退職出産結婚誕生日とさまざまなシーンに対応できる。同じ歌をうたっているのにずれたり高さがちがうことも含めて楽しむアプリ。
 


【チーム名】
Team はぎー
【チームメンバー】
丸山 潤、 西岡 佑、井上 敦夫、萩原 心一、久保田 拓也
【アプリ名】
きゃりーばぐばぐ
【内容】
キャリーバッグを擬人化するアプリ。旅のお供をするキャリーバッグ型アプリ。空港などで、自分のキャリーバッグが近づくと音楽を鳴らして知らせてくれる。これにより、自分のキャリーバッグがピックアップしやすくなる。また、旅の途中でアプリが会話を発してくれる。バッグを倒すと、声を発することも。
 



<学生枠>
【チーム名】
アプリ Navi
【チームメンバー】
洗川 雄輝、岩名 勇輝、寳村啓、井上 翔太、永井 海斗
【アプリ名】
ぼくのあしおと
【内容】
歩くことに合わせて、設定した足音が鳴るアプリ。また、同じアプリを使用している人が接近すると、bluetoothによりその人の設定している足音を聞くことができる。足音という普段は気にしない身近な音を用いて、歩くことを楽しくする。利用方法としてはヘッドフォンをつけて使うことを想定しているそうだ。聞く。歩くのを楽しくする。
 


プレゼンテーション終了後は、審査員に向けて実機を使った体験などアピールタイムも設けられていた。

 


 
(編集部 木村英彦)
 
 
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