【レビュー】LINEとイグニスがタッグを組んだカジュアルパズルゲーム『LINE 怪盗にゃんこ』を紹介 お手軽ながらやり応えもある一筆書きパズル


今月7月15日にLINEが東京証券取引所とニューヨーク証券取引所に新規上場する。協業という形も含めると現在、日本のLINEプラットフォーム上で55作品のゲームを提供している同社だが、そんな同社がイグニス<3989>とタッグを組んで先日リリースしたのが、『LINE 怪盗にゃんこ』だ。

本作は、かわいくて個性的なにゃんこたちが世界一の大怪盗を目指して、世界各国のお宝を盗んで逃げるゲームで、スタート地点から落ちているお宝をすべて一筆書きでつないで拾って、出口を目指すというカジュアルパズルゲームとなっている。LINEもイグニスも元来、得意としているジャンルのタイトルと言えるだろう。


■サクサクと進むお手軽なパズルゲームながら、熟考を要することも


さてでは、実際にゲームをプレイしてみると、操作は基本的にキャラクターをドラッグする形であり、至って簡単だ。1ステージあたりの所要時間は、最短で1分以下となるなどサクサクとゲームが進んでいく。
 
 
 

ただ、徐々にステージが進んでいくとクリアまでのルートがなかなか見つからず、しばらく熟考、何パターンか試行錯誤し、クリアしていくというパターンになってくる。うまくルートが見つかった時は、悩んだ時ほどすっきりする部分がある。
 
 

また、基本的にタイムリミットなどは存在しないので、急かされてプレイすることもない。そのため、移動中の隙間時間にプレイして、悩んだ場合は保留して次の空き時間にプレイするというようなプレイスタイルで問題ない。
 

■マネタイズは課金アイテムよりも広告が中心か イグニスの持つノウハウが活かされるモデルに


ステージをプレイするには、鍵が必要となるが、これは時間とともに使用した分が回復していく。この鍵がスタミナの概念ということになる。ちなみに鍵は広告動画を見たり、友達を招待したりすることで入手することも可能なほか、鍵ショップで購入することもできる。ちなみに鍵ショップで購入するにはルビーが必要で、このルビーが課金アイテムとなっている。

ただし、よほど熱中して、強引に進めたいと思わないかぎり、課金して鍵を入手するケースは少ないのではないかと思われる。また、現時点でゲーム内にガチャは存在していない。
 
 

むしろ本作のマネタイズは、前述の広告動画もそうだが、ゲーム内に表示される広告による部分が大きいのではないだろうか。例えばステージ画面の一番上に表示されるバナーや、クリア画面時に表示されるバナーなどもそうであるし、ステージをクリアしてフィールド画面に戻った時に表示されるおすすめ情報のポップアップ画面もおそらく広告収入源になっていると想定される。
 
 

こうした部分はおそらく、イグニスが無料カジュアルゲームで培ってきたノウハウが活用されているのだろう。
 

■広告表示の多さは気にかかるが、短時間で意外とやり応えも


筆者は、だいたいステージ数にして、100ステージくらいまで進んだところだが、徐々にクリアするルートをみつけるのに悩むようになってきた。単純な一筆書きパズルなのだが、障害物などの登場で難易度が高まり、意外とやり応えのある印象だ。

ただし、前述の通り、広告表示がやや多めであることが、少しプレイ時に気にかかった。この点はプレイしていて気になる方が多いのではないだろうか。
 
(編集部:柴田正之)


■『LINE 怪盗にゃんこ』

 

App Store

Google Play



©IGNIS LTD. All Rights Reserved.
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
企業データを見る
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
企業データを見る