nvidia、同社の技術を存分に活用したVRデモ「VR Funhouse」と360度のゲームキャプチャーツールである「Ansel」を今月公開予定


 
nvidiaは、PCゲームプラットフォームであるSteamにおいて同社の技術を存分に活用した『VR FunHouse』と、ゲーム・キャプチャ・ツールである「Ansel」を公開すると発表した。
 
NVIDIAのVRカーニバル・ゲームであるNVIDIA VR Funhouseは、ValveのSteamデジタル・ディストリビューション・サービスにより、今月中に無料で提供されるという。
 
同ソフトはEpic Gamesの「Unreal Engine 4」を基に開発されたVR Funhouseは、GTX 1080、1070、1060のGPUおよびHTC ViveのVRヘッドセットで動作。また、開発者やアーティストが独自のVR Funhouseアトラクションを創造できるようオープンソース化されるため、ユーザーはもちろん、開発者にとっても非常に興味深いアプリとなるだろう。

また「Ansel」は、以前の記事でも紹介したように、スクリーンショットと呼ぶには、あまりにも多機能で革新的なキャプチャツールだ。

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パワフルなゲーム・キャプチャ・ツールであるNVIDIA Anselテクノロジもサポートしており、ゲーマーが、これまで不可能だった方法でゲームの芸術的シーンを探検し、キャプチャして共有できる。またユーザーは、好きな向きにカメラを構え、ゲーム世界の中で眺めの良い地点から好きなようにゲームプレイ・ショットを構成し、360度の全天球で立体映像をキャプチャでき、VRヘッドセットやGoogle Cardboardで楽しむことが可能になっている。

今回新たに発表された内容としては、近日発売の「Mirror’s Edge: Catalyst」、7月中に発売予定の「Witcher 3: Wild Hunt」により、Anselを体験できるとのことだ。また、さらに多くのAnsel対応ゲームが開発中であり、Epic Gamesの「Fortnite」「Paragon」「Unreal Tournament」、Cyan Worldsの「Obduction」、Theklaの「The Witness」、Boss Key Productionsの「Lawbreakers」、Ubisoftの「Tom Clancy’s The Division」、特に期待が高いHello Gamesの「No Man’s Sky」などがあるという。
 

nvidiaのシニアディレクターである「Nick Stam」氏が語った、”社内にいる多数のゲーマーが、自分たちのキャプチャーツールが欲しかった”という点から始まった同プロジェクトが、ついに姿を現す日がきた。同ツールを使って今後どのような展開を見せていくか期待していきたい。

 
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