【ゲーム株概況(7/12)】『Pokémon GO』好調で任天堂が4日続伸 任天堂と協業のDeNAも高値更新 位置ゲー関連でモバファクにも買いが波及

7月12日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続伸し、前日比386.63円高の1万6095.65円と終値ベースでは6月23日以来となる1万6000円台を回復した。英国の国民投票によるEU(欧州連合)離脱派勝利する前の株価水準を回復した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、『Pokémon GO』の海外での好調を背景に任天堂<7974>が4日続伸となるなど強さを継続したほか、DeNA<2432>が連日の年初来高値更新した。『Pokémon GO』の海外での大ヒット(関連記事)により、あらためて任天堂の持つIPのワールドワイドでの強さを確認できたことで、任天堂と共同でスマホゲームアプリを開発中のDeNAも今後大いに恩恵を享受できるのではとの期待が高まっている。

また、モバイルファクトリー<3912>もストップ高した。モバイルファクトリーは、『Pokémon GO』の大ヒットで位置情報ゲームのユーザーのすそ野が広がれば、結果的に市場拡大の恩恵を受ける可能性があることが、市場の物色材料となっているようだ。

ほか、モブキャスト<3664>が朝方から買われ、一時ストップ高となった。モブキャストは、中国オンラインゲームパブリッシャーであるMorningTec社と『【18】キミトツナガルパズル』の中国における配信契約を締結(関連記事)したことが材料視された。

半面、ネクソン<3659>やスクウェア・エニックスHD<9684>、バンダイナムコHD<7832>などがさえず、前日に買われたアカツキ<3932>も利益確定の売り物に押された。


■関連銘柄
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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