アサツーDK、アニメ制作会社のゴンゾ株式を公開買付け コンテンツビジネスの強化とゴンゾの成長を目指す 筆頭株主のいわかぜは応募する意向

アサツーディ・ケイ<9747>は、この日(7月14日)、アニメーション制作会社ゴンゾを子会社化するため、ゴンゾ株式の公開買付けを行うと発表した。買付価格は1株あたり2万6819円。ゴンゾの筆頭株主(80.22%)である、いわかぜキャピタルは、保有する全株式を応募する方針。あmた、応募があった株式はすべて買い付ける予定だ。

いわかぜファンドでは、ゴンゾの経営立て直しを進めており、依然として債務超過にあるものの、売上高14億5800万円(前の期比20.1%増)、営業利益4億3900万円(同14.3%増)、経常利益3億9000万円(同18.9%増)、最終利益4億9100万円(同21.8%増)と2ケタの増収増益を達成した。その再生に一定の目処が立ったことから、さらなる成長を支援する担い手を探していたとのこと。

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アサツーディ・ケイでは、ゴンゾの保有するアニメ作品の権利とアニメ制作機能を重要な資産と認識し、これらの資産をベースとしつつ、アサツーディ・ケイグループが培ってきたコンテンツビジネスに関する知見、広告主や媒体社などとのネットワークを有効に活用することで、コンテンツビジネスの強化とともに、ゴンゾのさらなる成長を実現し、企業価値を高めることができるとの考えに至った、としている。