【速報】ガンホー、第2四半期は営業益は35%減の266億円と大幅減益…主力の『パズル&ドラゴンズ』の収益の低下続く【追記】

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、第2四半期累計(2016年1~6月期)の連結を発表し、売上高614億円(前年同期比25.4%減)、営業利益266億円(同35.7%減)、経常利益263億円(同36.6%減)、最終利益168億円(同36.1%減)となり、大幅な減益となった。主力の『パズル&ドラゴンズ』の収益の低下が続いているようだ。

 


『パズル&ドラゴンズ』では、有名キャラクターとのコラボイベントや、アップデートを継続的に実施したことに加え、5月29日にはリアルイベント「ガンホーフェスティバル2016」を開催するなど、業績の維持に努めてきた。また、北米版が5月1日に累計1000万ダウンロードを突破し、中国版もTencent社と中国ゲームユーザーの嗜好に合わせた改変を行い、5月26日より事前登録を開始し、7月19日にAndroid版、7月20日にiOS版の正式サービスを開始した。

新作ゲームでは、7月28日に発売を開始したニンテンドー3DS向け冒険パズルRPG「パズドラクロス」、2016年中に正式サービス開始予定のスマートフォン向けゲーム、プレイステーション4向けオンラインアクションゲーム「LET IT DIE」の開発を行った。

このほか、パートナーパブリッシング事業では、4月14日にプレイステーション®4向けステルスアドベンチャーゲーム「Republique(リパブリック)」の発売を開始した。現在は、ゲームロフト社から日本国内におけるパブリッシング権を獲得したゲームロフトのスマートフォン向けゲーム「ディズニー マジックキングダムズ」を2016年中の正式サービスへ向け準備を進めているという。



【追記】
第2四半期(4~6月期)の業績を見ると、売上高297億円(前四半期比6.2%減)、営業利益125億円(同11.3%減)、経常利益123億円(同11.4%減)、最終利益76億円(同17.3%減)だった。四半期の売上高・営業利益の推移は以下のとおり。

 
【ガンホーOEの四半期別売上高・営業利益の推移(億円)】



2016年12月期の見通しは非開示。コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、四半期毎に実施する決算業績及び事業の概況のタイムリーな開示に努める、としている。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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