【速報】Aiming、第2四半期は営業益88.5%減も計画を上ぶれて着地…新作の広告宣伝費や外注費の増加で第3四半期は赤字見通し【追記】

Aiming<3911>は、7月29日、第2四半期(2016年1~6月期)の連結決算を発表し、売上高43億8100万円(前年同期比31.4%減)、営業利益2億5600万円(同88.5%減)、経常利益2億5900万円(同88.2%円)、最終利益1億5800万円(同88.9%減)と大幅な減益だった。ただ、当初発表していた利益予想を上回った。営業利益で8600万円、経常利益で8000万円、最終利益で3800万円上ブレた。

 


同社では、主力タイトル『剣と魔法のログレス いにしえの女神』はシナリオや新しいガチャの仕組みを提供するとともに、他社とのコラボレーションを積極的に実施することでアクティブユーザー数や課金率の改善に取り組んだところ、前四半期から続いていた各種指標の低下に歯止めがかかり、売上高は改善傾向となった、としている。この他、リリースから数年を経過する『Lord of Knights』や、セガゲームスから開発・運営を完全移管した『幻塔戦記グリフォン~新章~』は引き続き堅調だった。

新規タイトルについては、業務提携先であるTencentグループからのライセンスインタイトル『空と大地のクロスノア』の配信を開始した。事前登録者数が24万人を突破しており、リリース後も順調な立ち上がりを見せているという。『トライリンク 光の女神と七魔獣』をはじめとする自社タイトルや共同タイトルの開発を進めるとともに、Game Creator Incubation有限責任事業組合における第1号案件である『彗星のアルナディア』の日本国内配信を担当することも決定したとのこと。


【追記】
第2四半期(4~6月期)の数字を見ると、売上高20億1200万円(前四半期比15.1%減)、営業損益7000万円の赤字(前四半期3億2600万円の黒字)、経常損益7600万円の赤字(同3億3500万円の黒字)、最終損益5700万円の赤字(同2億1500万円の黒字)だった。また、第3四半期(7~9月期)の見通しは、売上高26億円(前四半期比29.2%増)、営業損益5億8000万円の赤字、経常損益5億8300万円の赤字、最終損益5億8200万円の赤字となる。四半期業績の推移のグラフは以下のとおり。

 
【Aimingの四半期売上高・営業利益の推移】


 
■第3四半期累計は赤字となる見通し

第3四半期累計(2016年1~9月期)は、売上高69億8100万円(前年同期比25.7%減)、営業損益3億2400万円の赤字、経常損益3億2400万円の赤字、最終損益4億2400万円の赤字を見込む。前第2四半期から後ろ倒しとなった広告宣伝費の計上 に加えて、第3四半期にリリースが予定される新規タイトルの広告宣伝費や、開発中タイトルの外注費の増加を見込んでいるため。

 
株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
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