アクセルマーク、コンテンツ事業をアサップネットワークに譲渡…モバイルゲーム事業・広告事業への選択と集中進める　譲渡価額は非開示

アクセルマーク<3624>は、8月2日、コンテンツ事業をアサップネットワークに譲渡することを発表した。譲渡日は9月1日の予定で、譲渡価額は非開示。

同社のコンテンツ事業は、スマートフォン向けサービスの立ち上げなどを行ってきたが、前年同期比で減収が続く状態となっている。一方、モバイルゲーム事業では『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」が売上に寄与し、第３四半期会計期間のモバイルゲーム事業のセグメント売上高が四半期会計期間での過去最高水準まで伸長。広告事業も主力サービスであるスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の機能拡充及び顧客数拡大への注力、新たなブランド体験を実現する広告サービス「BRAND SCREEN」が売上に寄与したことにより過去最高の月間売上を更新し、セグメント売上高が四半期会計期間で過去最高の数値となった。

そこで、今後さらなる成長を見込むモバイルゲーム事業・広告事業への選択と集中を進め、リソースの再分配を行うことで成長スピードを加速すべく、コンテンツ事業を譲渡することを決定した。

なお、今回の事業譲渡により、2016年9月期に特別利益を計上する見込みである一方、第4四半期の一部期間についてはコンテンツ事業の売上高の発生が見込まれないことになる。ちなみに特別利益については、影響額について精査中のため、現在発表されている業績予想には織り込んでおらず、今後業績予想に修正が必要となった場合には、速やかに開示するとしている。