クルーズ、第1四半期は営業益381%増の7.75億円と大幅増益を達成…スマホゲーム好調、急成長のSHOPLISTが押し上げ

クルーズ<2138>は、8月4日、第1四半期(2016年4-6月期)の連結を発表し、売上高77億9900万円(前年同期比52.8%増)、営業利益7億7500万円(同381.7%増)、経常利益7億8800万円(同374.0%増)、最終利益5億4100万円(同522.3%増)だった。

 


同社では、『エレメンタルストーリー』をはじめ、『NARUTO -ナルト- 忍コレクション 疾風乱舞』、『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』などゲーム事業が伸びたことに加え、「SHOPLIST」も大きく成長し、利益を押し上げた。とりわけ「SHOPLIST」は、2016年3月通期での売上高は145億円を超え、第1四半期でも47%増の45億円超と高い成長を続けており、今後も継続的な大規模プロモーションや、注文から最短で24時間以内に商品配達するなどの物流強化の推進、ポイント付与などによるリピート化などを行っていく考え。

セグメント別の業績は以下のとおり。「SHOPLIST」の売上がゲーム事業の売上を超過した。セグメント利益も黒字に転換した。

①インターネットコンテンツ事業:売上高32億4900万円(同61.7%増)、セグメント利益6億3700万円(同259.6%増)
②インターネットコマース事業:売上高45億2300万円(同47.9%増)、セグメント利益1億3200万円(前年同期1300万円の赤字)


【追記】
前四半期との比較をみると、売上高が8.4%増となったものの、営業利益が17.5%減、経常利益が14.7%減、最終利益が14.1%減とQonQでは増収減益となった。同社では、SHOPLISTが順調に伸びた一方で、相対的に利益率の良いネイティブゲームが振るわなかったため、と説明している。

 
【クルーズの四半期売上高・営業利益の推移(億円)】


なお、2017年3月通期の見通しは非開示。
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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