オルトプラス、第3四半期は11億円の最終赤字に…各種費用が収益を上回る状況続く、減損損失や繰延税金資産の取崩も

オルトプラス<3672>は、8月10日、第3四半期累計(2015年10月~2016年6月期)の連結決算を発表し、売上高19億5100万円(前年同期比2.0%増)、営業損益5億3200万円の赤字(前年同期7億1400万円の赤字)、経常損益6億円の赤字(同7億1200万円の赤字)、最終損益11億0100万円の赤字(同8億7400万円の赤字)だった。

 


運営タイトル数は引き続き運営している16タイトルと合わせ合計18タイトル(国内14タイトル、海外4タイトル)となった。他社ゲームタイトルの運営移管案件につきましては、売上規模が比較的小規模なタイトル向けサービス「GameManaged Service 65(GMS65)」を開始した。ベトナム子会社については、ソーシャルゲームの開発及び運営だけではなく、他社ウェブサービス等の開発及び運営業務を行うオフショア開発拠点としての事業展開を積極的に進めることにより、案件数を積み上げてきた。韓国子会社につきましては、開発拠点からマーケティング拠点へと業務移行を進めているが、引き続き費用が先行する状況が続いた。

運営中のタイトルについては運営の効率化を進め、売上減少に見合うコスト削減を継続して実施し、採算性を維持させるための施策を継続的に進めるとともに、他社タイトルの運営移管及びオフショア開発案件の受注のための営業活動をより加速させてきた。また、ゲームタイトルの新規開発を絞り込むとともに、管理コストの削減を継続的に進めたが、運営コスト及び管理コストが収益を上回って推移している状況を踏まえ、第2四半期連結累計期間において計上した特別損失の計上並びに繰延税金資産の一部取崩しに加え、第3四半期において、新たにオフィス縮小等に伴う特別損失の計上をした。

続く2016年9月通期の見通しは非開示。合理的な業績予想の算定が出来ないため、と説明している。



【追記】
4~6月期の四半期業績をみると、売上高6億1500万円(前四半期比14.6%減)、営業損益1億7500万円の赤字(前四半期1億3200万円の赤字)、経常損益2億2300万円の赤字(同1億4900万円の赤字)、最終損益3億5900万円の赤字(同4億9700万円の赤字)だった。四半期の売上高と営業利益の推移は以下のとおり。

 
【オルトプラスの四半期売上高・営業損益の推移(億円)】

 
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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