フリュー、17年3月期の営業益予想を36億円→40億円に上方修正…プリントシールとクレーンゲーム・みんなのくじ好調を受けて

フリュー<6238>は、8月10日、2017年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益40億円(前回予想36億円)、経常利益40億円(同36億円)、最終利益27億円(同25億円)とした。従来予想からの修正率は、営業利益9.6%増、経常利益8.2%増、最終利益8.7%増だった。なお、売上高については、253億円で従来予想からは変更なし。

 


同社では、第2四半期の見通しとして、プリントシール事業のシール紙販売の好調、キャラクタ・マーチャンダイジング事業の販売好調であることを踏まえて通期予想を修正した、としている。第3四半期以降が不透明な状況にあることから、売上高のみ従来予想を据え置くことにしたという。

なお、同時に発表した第1四半期の決算は,売上高59億円、営業利益12億円、最終利益8億円だった(前年同期との比較はなし)。セグメント別の状況は以下のとおり。

 


(プリントシール事業)
売上高19億円、営業利益3億円だった。前期に発売したプリントシール機「KATY(ケイティ)」「HIKARI(ヒカリ)」を中心にプレイ回数を伸ばし、シール紙売上は堅調に推移した。

(コンテンツ・メディア事業)
売上高19億円、営業利益10億円だった。プリントシール画像取得・閲覧サービス「PiCTLINK(ピクトリンク)」の入会促進施策と継続利用促進施策に取り組み、有料会員数は161万人となった。一部のフィーチャーフォン向けコンテンツについては、市場の縮小から有料会員数が減少したものの、スマートフォン向けコンテンツであるキュレーションサイトや、カラーコンタクトレンズの販売サイト「Mew contact(ミューコンタクト)」等も堅調だった。

(キャラクタ・マーチャンダイジング事業)
売上高13億円、営業利益2億円だった。アミューズメント施設向けのクレーンゲーム景品(プライズ)にて、人気のTVアニメのキャラクターや音楽アーティスト系のキャラクターを中心に売上を伸ばした。また、キャラクターくじ「みんなのくじ」では、スマートフォン向けゲームアプリのキャラクター等で売上を伸ばした。

(ゲーム事業)
売上高4億円、営業損益1億円の赤字だった。PSVita向けにオリジナルタイトル「Caligula -カリギュラ-」を6月に発売した。また、スマートフォン向けオリジナルゲームアプリ「モン娘☆は~れむ」の配信も売上に寄与したが、第2四半期以降に向けた開発投資も行った。
フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高364億円、営業利益21億3100万円、経常利益21億7900万円、最終利益14億4300万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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