【DeNA決算説明会①】「『ポケモンGO』のヒットに勇気づけられている」(守安社長) 任天堂との協業は既存のスマホゲームの枠を超えるヒットを狙う


ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月10日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の決算発表を行うとともに、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の守安功代表取締役社長兼CEO(写真)が説明を行い、その後質疑応答が行われた。

今回はその中から同社の協業先である任天堂<7974>の有力IPである「ポケモン」を使い、世界的な大ヒットとなっている『ポケモンGO』に関する話題を取り上げたい。


■任天堂との協業タイトルは今年度中に5タイトルをリリース予定


まずは、全世界的な社会現象となっていることを凄いと率直に評価しつつ、「プレイサイクルについては、コレクション、強化、バトルという形で、これまでのタイトルと大きな違いはない。位置ゲーであり、そのインターフェースなどが非常に新しいタイトルとして受け止められたことと、ポケモンというIPが非常にゲームにマッチしていることがポイントではないか」(守安社長)と分析していた。加えて、「位置ゲーであるため、街中でゲームをプレイするため話題になりやすかった」(同)こともヒットにつながった要因とみているようだ。

また、「(任天堂との協業により)これまでのスマートフォンゲームの枠を超えるヒットを狙いたいと思っていたが、『ポケモンGO』がそれを実証する形になった。開発チームとして勇気づけられている」(同)ともし、あらためて協業タイトルの展開に期待を示していた。

なお、協業タイトルについては、これまでどおり、『Miitomo』を含む5タイトルを今年度中にリリースする予定としている。
 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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