【ゲーム関連企業の決算まとめ(速報版)】4~6月期決算を発表した主なゲーム関連企業37社

2016年6月に四半期・期末を迎えたゲーム関連企業の決算発表を一覧としてまとめた。並び方は50音順となっている。決算発表の詳細は、その企業の決算短信や決算説明会資料などを参照してほしい。

なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
 

■アエリア、スマホゲーム寄与し売上高108%増


アエリア<3758>は、8月12日、第2四半期累計(1~6月期)の連結を発表し、売上高28億9100万円(前年同期比108.8%増)、営業損益2900万円の赤字(前年同期2億5200万円の赤字)、経常利益1100万円(同2億0300万円の赤字)、最終損益6600万円の赤字(同2億7200万円の赤字)だった。

2016年12月通期は、売上高60億円(前期比43.3%増)、営業利益3億円、経常利益4億円、最終利益2億円を見込む。こちらは従来予想からは変更なし。
 

■アカツキ、1Qは売上高44%増、営業益31%増と大幅増収増益を達成


アカツキ<3932>は、8月12日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高18億2400万円(前年同期比44.4%増)、営業利益7億4400万円(同31.7%増)、経常利益7億1700万円(同35.0%増)、最終利益5億5400円(同70.0%増)と大幅な増益増益を達成した。

なお、2017年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高70~100億円(前期比17.6~67.9%増)、営業利益20~40億円(同6.8%減~86.3%増)、経常利益20~40億円(同1.3~102.6%増)、最終利益14~28億円(同25.8~151.7%増)と幅を持たせたレンジ予想を開示している。
 
 

■アクセルマーク、3QはQonQで黒字転換を達成


アクセルマーク<3624>は、8月2日、2016年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、売上高22億5700万円(前年同期比4.2%減)、営業利益1000万円(前年同期2400万円の赤字)、経常利益500万円(同3000万円の赤字)、四半期純損益1100万円の赤字(同5300万円の赤字)となった。

なお、2016年9月通期の業績予想は、売上高32億8300万円(前期比6.9%増)、営業損益3億5600万円の赤字、経常損益3億6400万円の赤字、四半期純損益3億6600万円の赤字の見込みとしている。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第3四半期期間(4~6月)の売上高は前四半期比58.2%増の10億円、営業利益は9100万円の黒字(前四半期6400万円の赤字)に転換した。ただし、第4四半期期間(7~9月)の予想は売上高が前四半期比2.6%増の10億2600万円と増収になるものの、営業損益は3億6600万円の赤字計上となる見込み。これは前述の『ワクサガ』の大規模プロモーションによる費用増などが大きくかかってくるためと思われる。
 


■イグニス、今期3度目となる16年9月期予想の上方修正を実施


イグニス<3689>は、8月12日、2016年9月期通期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想47億円から55億円(増減率17.0%増)、営業利益は同10億円から12億円(同20.0%増)、経常利益は同10億円から12億円(同20.0%増)とそれぞれ上方修正された。当期純利益は従来予想9億円を据え置いている。なお、同社の2016年9月期業績予想の修正は3度目となる。

同時に発表した第3四半期累計(10~9月)の連結決算は、売上高40億3500万円(前年同期比3.6倍)、営業利益12億200万円(前年同期3億1300万円の赤字)、経常利益11億9700万円(同3億9500万円の赤字)、四半期純利益10億円(同4億4300万円の赤字)となった。

なお、2016年9月期通期の予想については、前述の通り修正されており、売上高55億円(前期比2.2倍)、営業利益12億円(前期3800万円の赤字)、経常利益12億円(同1億4800万円の赤字)、当期純利益9億円(同3億600万円の赤字)の見込み。
 


■Aiming、広告宣伝費や外注費の増加で3Qは赤字見通し


Aiming<3911>は、7月29日、第2四半期(2016年1~6月期)の連結決算を発表し、売上高43億8100万円(前年同期比31.4%減)、営業利益2億5600万円(同88.5%減)、経常利益2億5900万円(同88.2%円)、最終利益1億5800万円(同88.9%減)と大幅な減益だった。ただ、当初発表していた利益予想を上回った。営業利益で8600万円、経常利益で8000万円、最終利益で3800万円上ブレた。

第2四半期(4~6月期)の数字を見ると、売上高20億1200万円(前四半期比15.1%減)、営業損益7000万円の赤字(前四半期3億2600万円の黒字)、経常損益7600万円の赤字(同3億3500万円の黒字)、最終損益5700万円の赤字(同2億1500万円の黒字)だった。また、第3四半期(7~9月期)の見通しは、売上高26億円(前四半期比29.2%増)、営業損益5億8000万円の赤字、経常損益5億8300万円の赤字、最終損益5億8200万円の赤字となる。

第3四半期累計(2016年1~9月期)は、売上高69億8100万円(前年同期比25.7%減)、営業損益3億2400万円の赤字、経常損益3億2400万円の赤字、最終損益4億2400万円の赤字を見込む。前第2四半期から後ろ倒しとなった広告宣伝費の計上 に加えて、第3四半期にリリースが予定される新規タイトルの広告宣伝費や、開発中タイトルの外注費の増加を見込んでいるため。
 


■エクストリーム、通期計画対比の営業益進捗率は34%


エクストリーム<6033>は、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高8億300万円、営業利益1億1100万円、経常利益1億300万円、四半期純利益6600万円となった。この第1四半期より連結決算に移行したため、前年同期比較はないが、売上高は通期計画に対する進捗率で23.3%、営業利益は34.0%、経常利益は31.5%、四半期純利益は31.4%となっている。

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高34億4100万円(前期比43.2%増)、営業利益3億2600万円(同73.2%増)、経常利益3億2700万円(同76.3%増)、最終利益2億1000万円(同74.8%増)の見込み。


■enish、2Qは減収ながら赤字幅縮小


enish<3667>は、7月28日、第2四半期累計(2016年1~6月期)の決算を発表し、売上高25億0800万円(前年同期比21.9%減)、営業損益1億5800万円の赤字(前年同期6億2700万円の赤字)、経常損益1億6600万円の赤字(同6億3000万円の赤字)、最終損益2億3800万円の赤字(同10億5000万円の赤字)となり、減収・赤字幅縮小となった。

なお、第2四半期(4~6月期)の数字を見ると、売上高12億3700万円(前四半期比2.7%減)、営業損益1億1700万円の赤字(前四半期4100万円の赤字)、経常損益1億2300万円の赤字(同4300万円の赤字)、最終損益1億9500万円の赤字(同4300万円の赤字)となり、減収・赤字幅拡大となった。四半期業績の推移をグラフにすると、以下のとおり。
 
 

■オルトプラス、3Q累計は11億円の最終赤字に


オルトプラス<3672>は、8月10日、第3四半期累計(2015年10月~2016年6月期)の連結決算を発表し、売上高19億5100万円(前年同期比2.0%増)、営業損益5億3200万円の赤字(前年同期7億1400万円の赤字)、経常損益6億円の赤字(同7億1200万円の赤字)、最終損益11億0100万円の赤字(同8億7400万円の赤字)だった。

4~6月期の四半期業績をみると、売上高6億1500万円(前四半期比14.6%減)、営業損益1億7500万円の赤字(前四半期1億3200万円の赤字)、経常損益2億2300万円の赤字(同1億4900万円の赤字)、最終損益3億5900万円の赤字(同4億9700万円の赤字)だった。
 
 

■カプコン、7.2億円の営業赤字を計上


カプコン<9697>は、7月28日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高109億2700万円(前年同期比24.9%減)、営業損益7億2600万円の赤字(前年同期20億2600万円の黒字)、経常損益20億8000万円の赤字(同21億3500万円の黒字)、四半期純損益14億1100万円の赤字(同15億6900万円の黒字)と赤字転落した。

なお、2017年3月期通期の業績予想は、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
 


■カヤック、2Q売上高はQonQで23%増


カヤック<3904>は、8月12日、2016年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、売上高25億5900万円、営業利益2億3000万円、経常利益2億6100万円、四半期純利益1億4900万円となった。前期の第4四半期期間より連結決算に移行したため、前年同期比較はないが、売上高は通期計画に対する進捗率で50.2%、営業利益は44.7%、経常利益は49.2%、四半期純利益は45.2%となっている。

業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比23.9%増の14億1600万円と大幅な増収を達成したものの、営業利益は同13.0%減の1億700万円、経常利益は同27.2%減の1億1000万円、四半期純利益は同49.5%減の5000万円となった。引き続き事業規模の拡大に伴う人件費や外注費の増加など費用負担として先行しているものと思われる。

なお、2016年12月期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高51億円(前期比37.6%増)、営業利益5億1500万円(同31.1%増)、経常利益5億3000万円(同33.9%増)、当期純利益3億3000万円(同26.3%増)の見込み。
 
 

■ガーラ、1Qは売上高24%減、1.4億円の営業赤字計上


ガーラ<4777>は、この日(8月12日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高9900万円(前年同期比24.7%減)、営業損益1億4100万円の赤字(前年同期2億3900万円の赤字)、経常損益1億7400万円の赤字(同2億3700万円の赤字)、最終損益1億7100万円の赤字(同2億3200万円の赤字)だった。

2017年3月通期の業績予想は非開示。スマートフォンアプリの開発やダウンロード配信が予定通りに進まない可能性や、ダウンロード配信後のアプリによる課金収入の予測が極めて困難であることなどを、開示しない理由として説明している。
 

■ガンホー、2Q営業益は35%減と大幅減益に


ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、第2四半期累計(2016年1~6月期)の連結を発表し、売上高614億円(前年同期比25.4%減)、営業利益266億円(同35.7%減)、経常利益263億円(同36.6%減)、最終利益168億円(同36.1%減)となり、大幅な減益となった。主力の『パズル&ドラゴンズ』の収益の低下が続いているようだ。

第2四半期(4~6月期)の業績を見ると、売上高297億円(前四半期比6.2%減)、営業利益125億円(同11.3%減)、経常利益123億円(同11.4%減)、最終利益76億円(同17.3%減)だった。
 
 

■KLab、3Q累計は経常利益ベースでの黒字転換見込む


KLab<3656>は、8月4日、2016年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、売上高88億7900万円(前年同期比14.9%減)、営業利益5100万円(同96.7%減)、経常損益7億4600万円の赤字(同16億1200万円の黒字)、四半期純損益13億4200円の赤字(同6億6500万円の黒字)と赤字転落した。

なお、同社は2016年12月期の連結業績予想については非開示とし、第3四半期累計期間(1~9月)の業績予想のみを開示。第3四半期累計期間は、売上高148億7900万円(前年同期比10.2%減)、営業利益10億100万円、経常利益1億5300万円、四半期純損益7億9700万円の赤字と経常利益ベースでの黒字転換の見込みとしている。
 
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間(4~6月)は売上高が前四半期比15.8%減の40億5900万円ながら、営業損益は前四半期の7000万円の赤字から1億2100万円の黒字に黒字転換した。さらに今回発表された第3四半期累計予想を基に第3四半期期間(7~9月)の予想を算出してみると、売上高は前四半期比47.8%増の60億円、営業損益は同7.8倍の9億5000万円と大幅な業績改善に向かう見通しとなっている。
 


■グリー、16年6月期は売上高24%減、営業益29%減


グリー<3632>は、8月4日、2016年6月期の決算を発表、売上高698億円(前年同期比24.4%減)、営業利益142億円(同29.6%減)、経常利益105億円(同57.9%減)、当期純利益84億円(前年同期103億円の赤字)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第4四半期期間(4~6月)の売上高は前四半期比11.8%減の156億円、営業利益は同14.2%減の22億円、経常損益は5億円の赤字、四半期純利益は同6.0%増の20億円となった。営業利益率が前四半期の21.6%から14.2%に低下しているが、これは先行投資を含む一時費用10億円を計上したため。

なお、2017年6月期通期の業績予想については非開示で、第1四半期(7~9月)の業績予想のみを開示。第1四半期は売上高135億円(前年同期比30.1%減)、営業利益10億円(同77.2%減)、経常利益10億円(同75.0%減)の見込みとしている。
 


■クルーズ、1Qは前年同期比で売上高52%増、営業益381%増


クルーズ<2138>は、8月4日、第1四半期(2016年4-6月期)の連結を発表し、売上高77億9900万円(前年同期比52.8%増)、営業利益7億7500万円(同381.7%増)、経常利益7億8800万円(同374.0%増)、最終利益5億4100万円(同522.3%増)だった。

前四半期との比較をみると、売上高が8.4%増となったものの、営業利益が17.5%減、経常利益が14.7%減、最終利益が14.1%減とQonQでは増収減益となった。同社では、SHOPLISTが順調に伸びた一方で、相対的に利益率の良いネイティブゲームが振るわなかったため、と説明している。
 
 

■コーエーテクモHD、1Qは12%増収、70%営業増益に


コーエーテクモホールディングス<3635>は、7月25日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高79億6500万円(前年同期比12.9%増)、営業利益11億7800万円(同70.6%増)、経常利益12億3100万円(同58.6%減)、四半期純利益10億8200万円(同46.7%減)となった。

なお、2017年3月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高420億円(前期比9.6%増)、営業利益115億円(同3.9%増)、経常利益160億円(同1.6%増)、当期純利益110億円(同1.3%増)の見込み。
 


■コナミHD、1Qは売上高3%減ながら営業益は40%増


コナミホールディングス<9766>は、7月29日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表、売上高494億円(前年同期比3.5%減)、営業利益90億円(同40.2%増)、税引前利益84億円(同22.7%増)、最終利益58億円(同35.8%増)となった。

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高2100億円(前期比16.0%減)、営業利益250億円(同1.3%増)、税引前利益240億円(同1.0%増)、最終利益150億円(同42.6%増)の見込み。
 
 

■コロプラ、3Qは前年単独業績比で26%増収、11%営業増益


コロプラ<3668>は、7月27日、第3四半期累計(2015年10月~2016年6月期)の連結決算を発表し、売上高645億円(前年同期比26.2%増)、営業利益256億円(同11.5%増)、経常利益250億円(同8.3%増)、最終利益147億円(同7.7%増)だった(初の連結のため、前年との比較は参考値)。

2016年9月期は、売上高855億円(前期比18.1%増)、営業利益335億円(同3.7%増)、経常利益330億円(同2.0%増)、最終利益180億円(同7.4%減)を見込む(初の連結のため、前年との比較は参考値)。
 
 

■サイバーエージェント、16年9月期営業益予想をは280億円→350億円に上方修正


サイバーエージェント<4751>は、7月21日、2016年9月期通期の連結業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想の3000億円を据え置くものの、営業利益は従来予想の280億円から350億円(増減率25.0%増)、経常利益は同274億円から340億円(同24.1%増)に予想を引き上げた。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第3四半期期間(4~6月)の売上高は前四半期比2.4%増の764億円となったものの、営業利益は同26.0%減の83億円、経常利益は同26.2%減の80億円、四半期純利益は同80.6%減の10億円となった。これはメディア事業において、「AbemaTV」等の動画事業への先行投資を実施した影響がストレートに表れているものと思われる。なお、修正された通期予想に基づいて第4四半期(7~9月)の業績を算出してみると、売上高は前四半期比1.9%減の749億円、営業利益は同70.8%減の24億円、経常利益は同72.7%減の22億円、四半期純利益は同64.7%増の17億円の見通しとなる。

2016年9月期の連結業績見通しは、前述の通りに営業利益と経常利益の予想が上方修正されており、売上高3000億円(前期比17.9%増)、営業利益350億円(同6.9%増)、経常利益340億円(同5.2%増)、当期純利益140億円(同5.4%減)の見込み。
 
 

■スクエニHD、主力のデジタルエンタテインメント事業が好調


スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、8月5日、第1四半期(2016年4~6月)の連結を発表し、売上高511億円(前年同期比21.1%増)、営業利益89億円(同13.1%増)、経常利益64億円(同32.5%減)、最終利益53億円(同11.1%減)だった。

2016年3月通期は、売上高2500~2700億円(前期比16.8~26.1%増)、営業利益270~330億円(同3.8~26.8%増)、経常利益270~330億円(同6.6~30.3%増)、最終利益170~210億円(同14.5%減~5.6%増)を見込む。
 
 

■セガサミーHD、1Qは大幅増収・黒字転換に成功


セガサミーホールディングス<6460>は、8月2日、第1四半期(4-6月期)の連結決算を発表し、売上高706億円(前年同期比33.4%増)、営業利益30億円(前年同期94億円の赤字)、経常利益29億円(同87億円の赤字)、最終利益41億円(同79億円の赤字)となり、大幅増収・黒字転換に成功した。遊技機事業とエンタテインメントコンテンツ事業の収益が大幅に改善したことが主な要因。

2017年3月期は、売上高3800億円(前期比9.2%増)、営業利益200億円(同13.5%増)、経常利益200億円(同21.9%増)、最終利益100億円(同86.2%増)を見込む。
 


■DeNA、営業利益が83.5%増の73億円に大幅増益


ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月10日、第1四半期(16年4~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益382億円(前年同期比1.5%増)、営業利益73億円(同83.5%増)、最終利益51億円(同152.2%増)だった。

第1四半期の前四半期との比較(QonQ)では、売上収益が9%増、営業利益43%増だった。セグメント別に見ると、横浜DeNAベイスターズを中心とするスポーツ事業の収益改善が主な要因となっている。スポーツセグメントの業績を見ると、売上高が268%増の55億円、営業利益が18億円(前四半期は11億円の赤字)から大幅に改善した。

続く第2四半期は、売上期収益768億円(前年同期比2.6%増)、営業利益150億円(同31.8%増)、最終利益112億円(同65.3%増)を見込む。
 
 

■ドリコム、1Qは営業益2.3億円と黒字転換


ドリコム<3793>は、7月27日、第1四半期(2016年4~6月期)の連結決算を発表し、売上高17億5000万円(前年同期比7.1%増)、営業利益2億3300万円(前年同期2億0500万円の赤字)、経常利益2億2200万円(同2億1000万円の赤字)、最終利益1億1500万円(同1億5300万円の赤字)と、増収・黒字転換に成功した。

第1四半期の前四半期との比較(QonQ)を見ると、売上高が6.3%増、営業利益が106.2%増、経常利益が111.4%増、最終利益が59.7%増とQonQで大幅な増益を達成した。続く第2四半期については、売上高15億5000万円(同11.4%減)、営業利益6700万円(同71.2%減)、経常利益7800万円(同64.9%減)、最終利益3500万円(同69.6%減)を見込む。

第2四半期累計(2016年4~9月期)は、売上高33億円(前年同期比0.9%減)、営業利益3億円(黒字転換)、経常利益3億円(同黒字転換)、最終利益1億5000万円(同黒字転換)と第1四半期に続いて黒字転換を見込む。2017年3月通期の見通しは非開示。
 


■日本一ソフト、大幅増収・黒字転換に成功


日本一ソフトウェア<3851>は、第1四半期(4~6月期)の連結を発表し、売上高11億4900万円(前年同期比150.7%増)、営業利益1億5800万円(前年同期7100万円の赤字)、経常利益1億3600万円(同5300万円の赤字)、最終損益800万円の赤字(同6200万円の赤字)だった。

2017年3月期は、売上高31億円(前期比15.9%減)、営業利益1億7900万円(同57.9%減)、経常利益1億8000万円(同54.2%減)、最終利益1億3100万円(同39.9%減)を見込む。
 

■日本ファルコム、新作2タイトルをリリースする4Q偏重の予算に


日本ファルコム<3723>は、8月9日、2016年9月期の第3四半期累計(10~6月)の決算(非連結)を発表、売上高6億7000万円(前年同期比27.4%減)、営業利益1億4800万円(同62.9%減)、経常利益1億4900万円(同62.5%減)、四半期純利益1億400万円(同63.0%減)となった。

なお、2016年9月期通期の予想については、これらの新作の寄与する第4四半期に売上高の比率が高い業績予想となっていることもあって、従来予想を据え置いており、売上高17億円(前期比7.9%増)、営業利益7億円(同1.0%増)、経常利益7億円(同1.4%増)、当期純利益4億6900万円(同2.8%増)の見込み。
 

■任天堂、1Qは386億円の経常赤字に転落


任天堂<7974>は、7月27日、第1四半期(2016年4~6月期)の連結決算を発表し、売上高619億円(前年同期比31.3%減)、営業損益51億円の赤字(前年同期11億円の黒字)、経常損益386億円の赤字(同142億円の黒字)、最終損益245億円の赤字(同82億円の黒字)となり、大幅な減収・赤字転落となった。

2017年3月通期は、売上高5000億円(前年同期比0.9%減)、営業利益450億円(同36.9%増)、経常利益450億円(同56.3%増)、最終利益350億円(同112.1%増)を見込む。従来予想からは変更なし。
 

■ネクソン、為替差損で最終利益は前年同期比95%減


ネクソン<3659>は、8月10日、第2四半期累計(2016年1~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益956億円(前年同期比1.0%増)、営業利益170億円(同49.1%減)、最終利益12億円(同95.9%減)だった。売上収益と営業利益は、予想レンジの範囲内だったが、最終利益は予想を下回った。円高に伴い、為替差損が発生したことによる。

第3四半期累計(2016年1~9月)は、売上収益1339~1369億円(前年同期比7.3~5.2%減)、営業利益277~300億円(同46.7~42.3%減)、最終利益110~129億円(同78.5~74.6%減)を見込む。
 

■バンナムHD、2Q累計業績予想を上方修正


バンダイナムコホールディングス<7832>は、8月4日、2017年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想2750億円から2900億円(増減率5.5%増)、営業利益は同230億円から320億円(同39.1%増)、経常利益は同235億円から320億円(同36.2%増)、四半期純利益は同165億円から240億円(同45.5%増)に修正された。

また、同日発表された2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高1447億円(前年同期比5.4%増)、営業利益234億円(同29.1%増)、経常利益229億円(同22.2%増)、四半期純利益185億円(同32.6%増)と大幅な増益での着地となった。

なお、2017年3月期通期の予想については、第3四半期連結会計期間以降に大型商戦である年末年始商戦を控えていることから従来予想を据え置いており、売上高5800億円(前期比0.8%増)、営業利益500億円(同0.7%増)、経常利益510億円(同0.4%増)、当期純利益350億円(同1.2%増)の見込み。
 


■フリュー、17年3月期の連結業績予想を上方修正


フリュー<6238>は、8月10日、2017年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益40億円(前回予想36億円)、経常利益40億円(同36億円)、最終利益27億円(同25億円)とした。従来予想からの修正率は、営業利益9.6%増、経常利益8.2%増、最終利益8.7%増だった。なお、売上高については、253億円で従来予想からは変更なし。

なお、同時に発表した第1四半期の決算は,売上高59億円、営業利益12億円、最終利益8億円だった(前年同期との比較はなし)。


■ベクター、1Qは営業収益6%増、営業赤字は縮小


ベクター<2656>は、2017年3月期の第1四半期(4~6月)決算(非連結)を発表、営業収益3億5900万円(前年同期比6.9%増)、営業損益3900万円の赤字(前年同期6000万円の赤字)、経常損益3400万円の赤字(同6000万円の赤字)、四半期純損益3500万円の赤字(同6000万円の赤字)となった。

なお、2017年3月期の見通しは非開示。第2四半期累計(4~9月)の予想のみ開示しており、営業収益7億5000万円(同5.5%増)、営業損益7000万円の赤字(前年同期1億4000万円の赤字)、経常損益6600万円の赤字(同1億4000万円の赤字)、四半期純損益6600万円の赤字(同1億4200万円の赤字)の見込み。
 

■ボルテージ、4QはQonQで売上高9%減、営業益62%減に


ボルテージ<3639>は、8月15日、2016年6月期の連結決算を発表、売上高112億1900万円(前々期比5.8%増)、営業利益5億3000万円(同13.6%増)、経常利益4億8800万円(同0.6%増)、当期純利益2億0800万円(同9.5%減)となった。

業績を四半期推移で見てみると、第4四半期期間(4~6月)の売上高は前四半期比9.3%減の26億4800万円、営業利益は同62.2%減の8700万円、経常利益は同73.5%減の6000万円となり、四半期純損益は800万円の赤字(前四半期1億1800万円の黒字)に転落した。

なお、2017年6月期の連結業績予想については、売上高113億円(前期比0.7%増)、営業利益6億円(同13.0%増)、経常利益6億円(同22.9%増)、当期純利益3億4000万円(同61.6%増)の見込み。
 
 

■マイネット、通期計画対比の進捗率は売上高45.6%、営業利益41.3%


マイネット<3928>は、8月10日、第2四半期累計(16年1~6月)の連結決算を発表し、売上高27億4100万円、営業利益1億2400万円、経常利益1億1900万円、最終利益9300万円だった(初の連結のため、前年同期との比較はなし)。

続く2016年12月通期は、売上高60億円、営業利益3億円、経常利益2億9000万円、最終利益2億円を見込む。通期計画に対する進捗率は、売上高45.6%、営業利益41.3%、経常利益41.0%、最終利益46.5%となっている。
 

■マーベラス、1Qは大幅減収減益で着地


マーベラス<7844>は、7月29日、2017年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高62億300万円(前年同期比22.9%減)、営業利益6億3800万円(同53.7%減)、経常利益4億1000万円(同71.4%減)、四半期純利益3億300万円(同69.5%減)と大幅減収減益での着地となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比18.3%減、営業利益は同55.9%減と特に利益面の落ち込みが目立った。ちなみにオンライン事業のみのQonQ推移では、売上高が同15.6%減、セグメント利益が同29.2%減とやはり2ケタ超の落ち込みとなっている。

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高340億円(前期比6.9%増)、営業利益60億円(同10.7%増)、経常利益58億5000万円(同11.9%増)、当期純利益41億5000万円(同15.2%増)の見込み。
 
 

■ミクシィ、『モンスト』の収益伸び悩み、減収減益


ミクシィ<2121>は、8月5日、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高473億円(前年同期比5.5%減)、営業利益201億円(同17.3%減)、経常利益199億円(同17.9%減)、最終利益135億円(同14.9%減)だった。

なお、4-6月月期の四半期比較を見ると、売上高が19.1%減、営業利益が27.5%減、経常利益が28.2%減、最終利益が20.1%減となる。

2017年3月期は、売上高2180億円(前期比4.4%増)、営業利益800億円(同15.8%減)、経常利益800億円(同15.6%減)、最終利益540億円(同11.5%減)を見込む。
 
 

■モバファク、位置ゲームの売上高はQonQで14%増


モバイルファクトリー<3912>は、7月22日、2016年12月期の連結業績予想を上方修正し、売上高19億7100万円(前回予想18億8800万円)、営業利益5億2000万円(同4億6000万円)、経常利益5億2100万円(同4億6000万円)、最終利益3億4000万円(同2億9900万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が4.4%増、営業利益が13.0%増、経常利益が13.2%増、最終利益が13.9%増となった。

同時に発表した第2四半期累計(2016年1~12月期)の連結も好調そのもので、売上高9億8200万円(前年同期比22.8%増)、営業利益2億9900万円(同121.5%増)、経常利益3億円(同135.4%増)、最終利益1億9700万円(同161.3%増)と大幅な増益を達成した。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比3.7%増の4億9900万円、営業利益は同2.1%減の1億4800万円、経常利益は同1.7%減の1億4800万円、四半期純利益は同3.7%増の1億円となった。位置情報ゲームの売上高が前四半期比14.3%増の2億6600万円に伸びており、スマートノベルの売上高減少分をカバーした格好となった。なお、営業利益が減益となったのは広告宣伝費などが増加したことによるもの。
 
 

■モブキャスト、2Qは営業赤字計上に


モブキャスト<3664>は、8月5日、第2四半期累計(2016年1~6月期)の連結を発表し、売上高16億3900万円(前年同期比7.3%減)、営業損益5100万円の赤字(前年同期1億5800万円の赤字)、経常損益8600万円の赤字(同1億5200万円の赤字)、最終損益1億9900万円の赤字(同1億2700万円の赤字)だった。

第2四半期期間(4-6月期)をみると、売上高が前四半期比8.5%減の7億8300万円、営業損益が6600万円の赤字(前四半期1500万円の黒字)、経常損益が7300万円の赤字(同1300万円の赤字)、最終損益が1億8600万円の赤字(同1300万円の赤字)だった。
 
 

■LINE、2Q営業益は133億円と前年9億円の赤字から黒字転換


上場後初の決算発表となるLINE<3938>は、7月27日、第2四半期累計(2016年1~6月期)の連結(IFRS)を発表し、売上収益673億円(前年同期比19.8%増)、営業利益133億円(前年同期9億円の赤字)、芦州利益25億円(同52億円の赤字)となり、増収・黒字転換を達成した。

2016年12月期の見通しは非開示。同社では、スマートフォン等のモバイルアプリケーション市場は国内外で急激に変化しているため、不確実性が存在しており、精緻な業績予想を策定することが困難なため、と説明している。