日本エンタープライズ、子会社フォー・クオリアとアットザラウンジを10月1日付で合併へ 両社の持つ強みを一体化し、シナジーの発揮目指す

日本エンタープライズ<4829>は、8月18日、連結子会社フォー・クオリアとアットザラウンジを合併することを発表した。合併は、フォー・クオリアを存続会社とする吸収合併方式で、消滅会社とするアットザラウンジの事業は、フォー・クオリアが継続する。合併期日は10月1日の予定。

アットザラウンジは、音楽コンテンツサービスに注力してきた日本エンタープライズのレーベルビジネス部門を2008年7月に分社化し、モバイル向け音楽配信サービス、CDの企画・制作・販売を中心とした事業展開を行ってきた。その後、音楽コンテンツのビジネスモデルが、楽曲の購入から定額・ストリーミング音楽配信による聴取料の徴収ビジネスへシフトするほか、音楽ソフトウェア市場のマーケット全体の縮小など、経営環境が大きく変化する中、同社の事業は、コンテンツやゲーム向けのサウンド制作、商品・サービスのプロモーション動画制作、Webコンテンツの企画・制作など、法人向けの受託制作が事業の柱となりつつある。

一方、フォー・クオリアは、スマートフォンの普及に伴う開発スピード・提供量・品質の充実化を図るため、2011年10月に子会社化し、グループの様々な開発を担ってきた。今後、スマートフォンを活用した法人ニーズの拡大や IT投資の活性化を背景に、アットザラウンジが有するコンテンツ制作力・営業支援力と、フォー・クオリアが有する開発力・サポート力を一体化させることを目的に、この程、両社を合併することとした。これにより、事業基盤の拡充及びシナジーを最大限に発揮することで、グループ全体の経営効率の向上を図っていく方針だ。

なお、合併は、100%出資の連結子会社間の合併となるため、日本エンタープライズの連結業績に与える影響は軽微となる見込み。
 
 
 
日本エンタープライズ株式会社
http://www.nihon-e.co.jp/

会社情報

会社名
日本エンタープライズ株式会社
設立
1989年5月
代表者
代表取締役社長 植田 勝典
決算期
5月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4829
企業データを見る