9月に入り、5~7月決算の発表がそろそろ本格化してきた。主なゲーム関連では、9月9日にエイチーム<3662>とユークス<4334>、12日にザッパラス<3770>とgumi<3903>が決算発表を予定している。今回はエイチームが7月本決算の発表となり、足元の2017年7月期の展望も含めてその内容が注目を集めそうだ。
エイチームは、7月29日に2016年7月期通期の業績予想の修正を発表しており、売上高と営業利益は上方修正、最終利益は下方修正された。売上高と営業利益が上ブレたのは、『三国大戦スマッシュ!』が8ヶ月にわたる改修を経て、2015年11月以降想定を上回る売上規模で推移したことに加え、『ヴァルキリーコネクト』が好調なスタートを切ったため。一方、最終利益はソフトウェア資産の減損損失を計上したことによる特別損失が発生したことがその要因となっている。
なお、『放課後ガールズトライブ』の配信予定日が延期されたことはマイナス要因となるが、それを加味しても2017年7月期も順調な業績推移が期待できそうだ。会社側がどのくらいの展望を描いているのかまずはしっかりと確認したい。
一方、gumiは、第4四半期の売上高は前四半期比4.2%増の53億6400万円ながら、営業損益は前四半期の1億2200万円の赤字から6億700万円の赤字に拡大するなど赤字幅が拡大した。これは、『ファントム オブ キル』の大規模プロモーションを実施した影響が大きく表れたものだが、6四半期連続の営業赤字計上と赤字体質が定着してしまっていることは気になるところ。この四半期は損益トントンを見込んでいるが、赤字体質からの脱却なるか注目される。
なお、直近の新作では、アクションRPGの『ブレイジング オデッセイ』が8月24日にリリースされ、約1週間で20万ダウンロードを達成するなど順調なスタートを切っている。今回発表される第1四半期(5~7月)決算には反映されないが、その手応えを受けて、第2四半期以降にどのような寄与を見込んでいるのかにも関心が募るところだ。
エイチームは、7月29日に2016年7月期通期の業績予想の修正を発表しており、売上高と営業利益は上方修正、最終利益は下方修正された。売上高と営業利益が上ブレたのは、『三国大戦スマッシュ!』が8ヶ月にわたる改修を経て、2015年11月以降想定を上回る売上規模で推移したことに加え、『ヴァルキリーコネクト』が好調なスタートを切ったため。一方、最終利益はソフトウェア資産の減損損失を計上したことによる特別損失が発生したことがその要因となっている。
なお、『放課後ガールズトライブ』の配信予定日が延期されたことはマイナス要因となるが、それを加味しても2017年7月期も順調な業績推移が期待できそうだ。会社側がどのくらいの展望を描いているのかまずはしっかりと確認したい。
一方、gumiは、第4四半期の売上高は前四半期比4.2%増の53億6400万円ながら、営業損益は前四半期の1億2200万円の赤字から6億700万円の赤字に拡大するなど赤字幅が拡大した。これは、『ファントム オブ キル』の大規模プロモーションを実施した影響が大きく表れたものだが、6四半期連続の営業赤字計上と赤字体質が定着してしまっていることは気になるところ。この四半期は損益トントンを見込んでいるが、赤字体質からの脱却なるか注目される。
なお、直近の新作では、アクションRPGの『ブレイジング オデッセイ』が8月24日にリリースされ、約1週間で20万ダウンロードを達成するなど順調なスタートを切っている。今回発表される第1四半期(5~7月)決算には反映されないが、その手応えを受けて、第2四半期以降にどのような寄与を見込んでいるのかにも関心が募るところだ。
発表予定日 | コード | 会社名 | 決算期末 | 種別 |
9月9日 | 2159 | フルスピード | 4月 | 1Q |
9月9日 | 3657 | ポールHD | 1月 | 2Q |
9月9日 | 3662 | エイチーム | 7月 | 本決算 |
9月9日 | 3917 | アイリッジ | 7月 | 本決算 |
9月9日 | 4334 | ユークス | 1月 | 2Q |
9月12日 | 3770 | ザッパラス | 4月 | 1Q |
9月12日 | 3903 | gumi | 4月 | 1Q |
9月13日 | 3195 | ジェネレーションパス | 10月 | 3Q |
9月14日 | 3665 | エニグモ | 1月 | 2Q |
9月9日 | 3843 | フリービット | 4月 | 1Q |
未定 | 4824 | メディアシーク | 7月 | 本決算 |
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662