LINE、暗号化通信方式「Letter Sealing」の対応を拡大中…ユーザーの通信の安全を守る取り組みとして

LINE<3938>は、8月31日より、「LINE」において、より安全にユーザーの通信を守る取り組みとして暗号化通信方式「Letter Sealing」の対応を拡大しており、グループトーク/複数人トークへの一次適用、および「Letter Sealing」で保護されたトークルームであるかをユーザーがひと目で判別できる鍵マークを表示するIndicator機能の提供を開始する。ちなみに、日本を除く地域では、7月5日にグループトーク/複数人トークへの「Letter Sealing」適用済み、8月10日にIndicator機能の提供を完了済み。

LINEでは、サービス開始当初より、ユーザーの通信内容の保護を重要視し、特に通信の安全性を保証するための暗号化技術については常に最先端の技術・手法を取り入れるなど、注力してきた。従来も、トーク内容はユーザーの端末-サーバー間で暗号化されており、また日本国の法律に定められる「通信の秘密を守る法律」により、データの厳格な保護・運営を行っていく、としている。

さらに、2015年11月8日からは、LINEのトーク機能における1対1のメッセージを対象に「Letter Sealing」の一次適用を開始した。「Letter Sealing」は、発信者の端末からLINEのサーバーを経由した受信者の端末まで、ユーザー間の通信内容を暗号化し、送信者と受信者以外にはメッセージ内容を解読できないように設計された暗号化通信方式となる。なお、現時点で、「Letter Sealing」機能によって保護される対象情報は、トーク内のテキストと位置情報のみだが、今後順次適用を拡大していく予定。

また、「Letter Sealing」は対応範囲を拡大しており、従来の1対1のトーク機能に加えて、7月26日より1対1の無料通話機能にも適用した。今回、新たに複数人でのグループトーク/複数人トークにも一次適用を開始し、該当のトークに参加しているユーザーが全員「Letter Sealing」機能を利用している場合、グループトーク/複数人トークに対してもLetter Sealingによる暗号化が適用される。

また、同8月31日より、LINEアプリにおいて、「Letter Sealing」が適用されているかどうかをユーザーがひと目で判別できるよう、該当のトークルーム名に鍵マークを表示するIndicator機能を搭載し、順次全ユーザーに適用していくという。
 
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
企業データを見る