【速報】gumi、1Qは2.5億円の営業黒字に転換 海外拠点再編などによるコスト削減が奏功(グラフ追加・追記)

gumi<3903>は、9月12日、2017年4月期の第1四半期(5~7月)の連結決算を発表、売上高53億3300万円(前々期比9.1%減)、営業利益2億5300万円(前年同期5億3200万円の赤字)、経常利益2億4600万円の赤字(同4億9500万円の赤字)、四半期純利益3300万円(同6億2600円の赤字)と減収ながら黒字転換を達成した。
 


スクウェア・エニックスと共同開発し、2015年10月に配信を開始した『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』、Fuji&gumi Gamesと共同開発し2016年1月に配信を開始した『誰ガ為のアルケミスト』、2016年4月に配信を開始したオリジナルタイトル『クリスタル オブ リユニオン』など、前期に配信を開始したタイトルが好調に推移し、売上に寄与した。しかし、子会社エイリムが2013年7月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア』の日本語版及びgumiが同年11月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア』の海外言語版の売上が配信開始後の期間経過に伴い減少したことで、減収となった。

一方、利益面では、海外拠点の再編(事業撤退・事業縮小)に伴うコスト削減などにより売上原価が減少したことや、広告宣伝費の削減などにより販売費及び一般管理費が減少し、利益率が多く改善した。また、経常利益には営業外費用として為替差損損4400万円を計上、四半期純利益には特別損失として投資有価証券評価損1億5200万円及び法人税、住民税及び事業税5700万円を計上している。


■QonQでも各利益項目は黒字転換を達成、営業利益は7四半期ぶりの黒字転換に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第1四半期の売上高は前四半期比0.6%減の53億3300万円と減収となったが、各利益項目はいずれも黒字転換を果たした。営業利益は7四半期ぶりの黒字転換となる。ただし、続く第2四半期期間(8~10月)については、売上高は前四半期比12.5%増の60億円ながら、営業利益と経常利益はいずれもゼロの予想となっている。
 

なお、2017年4月期通期の予想については非開示としており、第2四半期累計期間(5~10月)の業績予想のみを開示。売上高は113億3300万円(前年同期比3.7%減)、営業利益2億5300万円、経常利益2億4600万円を見込んでいる。
 


 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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