東京ゲームショウ2016直前、HTCの北アジア統括代表が語る東京ゲームショウの出展や今後の国内での展開について

HTCは、2016年9月12日、原宿にあるリストランテ・ベニーレベニーレにおいて『HTC Vive』の東京ゲームショウ2016出展に関する記者説明会を開催。

説明会では、HTC NIPPONの代表取締役玉野氏の挨拶の後に、HTC CORPORATION 北アジア統括代表取締役 ジャック・トン氏が東京ゲームショウでの出展や、今後のHTC Vive展開について発表を行った。

本稿では、そんな説明会の様子をお伝えしていく。

 

■東京ゲームショウでの出展と今後の国内での展開に関して



▲HTC CORPORATION 北アジア統括代表取締役 ジャック・トン氏

はじめにジャック・トン氏は、今回の東京ゲームショウについて、「VR専門のコーナーが歴史上初めて作られ、その中でHTCが初出展できることを非常に嬉しく思う」と語った。

「今回、技術パートナー、ハードウェアといったパートナーはもちろん、アーケードゲームの製作者や通信会社など、全てのエコシステムを構成する皆様が協力してくれたことで東京ゲームショウにブースを出展することができた。そして、その強力なパートナーのおかげで総合的なVRソリューションを提供できると信じている」と同氏は続けた。

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また、新たな販売方法として、ViveとハイエンドPCのパッケージを用意し、ビックカメラやアプライトなどで、プレオーダーを9月13日13時に開始するという事を発表した。更にスクウェア・エニックスとグリーが共同開発している『乖離性ミリオンアーサーVR』が、東京ゲームショウのHTCの展示ブースで体験できることも発表。また、STEAMで公開されている『RAW DATA』や独自に制作した『FRONT DEFENSE』なども試遊できるという。
 

▲『乖離性ミリオンアーサーVR』は今後、全国の販売店でもトライアル版の試遊できることも明らかに。
 

また、HTCの戦略的パートナーであるKDDIが制作している世界初のVRコミュニケーションコンテンツ『Linked-door loves Space Channel 5』の紹介も行った。通信キャリアがこういった試みを行うことは世界初だという。更にカプコンがViveの技術を使用したアーケードを稼働したことに触れた。

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最後に、ジャック・トン氏は東京ゲームショウの後でも、プロモーション、及び、タッチアンドトライのコーナーを増やし、Viveの面白さを知ってもらうことに注力していきたいと締めくくった。

 

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