【レビュー】タカラトミーアーツ『プリパラ プリパズ』…シンプル&爽快なパズルが特徴、リズムパートも超楽しい



女児向けコンテンツとして提供されている『プリパラ』だが、メインターゲットの女児に限らず、幅広い年齢層から支持を集めている。『プリパラ』のアーケードゲーム筐体(以下、筐体)を展開しているタカラトミーアーツが先に、新作スマートフォンアプリ『プリパラ プリパズ』をリリースした。今回、筐体との違いを念頭に置きながらゲームの紹介を行なっていこう。

まず、ゲーム全体を見ていくと、アプリはいわゆる「パズルPRG」に寄せており、アイドルカードを収集・育成しながらチームを編成し、ライブ(パズルゲーム)を行ってストーリーを進めていく内容となっている。友だちとカード交換(トモチケ)を行いながら、自分のキャラクターの着用するコーデを揃えてライブを繰り返して「神アイドル」を目指す筐体とは大きく異なる。

メインコンテンツは、ライブ(パズル)である。40秒以内に同じキャラクターのピースを3つ以上つなげて、できるだけ多く消していいね♥(スコア)を稼いでいくシンプルなゲームだ。ステージに登場するピースの種類が限られているため、簡単に大量のピースが消せる。そしてステージごとに一定以上のスコアを獲得するなど条件が用意されており、それをクリアすれば、次のステージに進むことができる。
 
▲序盤はピースの種類が少ないため、初心者でもすぐに多く消せるはずだ。


攻略のポイントは、原作でお馴染みの「メイキングドラマ」と「サイリウムチェンジ」をいかに活用するか、にある。「メイキングドラマ」は、パズルを始めてから一定時間経過すると登場する「MDピース」とよばれるピースをタップすることで発動する。その効果は、センターにしたアイドルによって異なる。
 
▲赤丸で囲んだ「MD」のいずれかをタップするとメイキングドラマが始まる。センターのアイドルによって効果が異なるようだ。画像の「らぁら」は、画面中のピースがすべて消える。


さらに重要なのは「サイリウムチェンジモード」だ。これは一度に6つ以上ピースを消すと、「プリパズピース」と呼ばれる特殊なピースが出てくるので、それを4つ揃えるとタップして移行できる。「サイリウムチェンジモード」は、一種のフィーバーモードであり、一定時間、タップしたピースをまとめて消すことができる。
 
▲赤丸で囲んだ「プ」「リ」「パ」「ズ」が発生した状態で、いずれかをタップするとサイリウムチェンジモードに入る。

 
▲ステージごとに登場するピースが表示されるので、それに合わせてチーム編成するとドロップの増加につながるようだ。

 
▲ステージをクリアすると「ギャラリーパーツ」が手に入る。何度もクリアしてパーツを集めてコンプリートすると、「ダイヤ」などがもらえる。


また、画面下部にあるリズムゲージを満タンにすると、リズムゲームに突入し、ボーナススコアが獲得できる。全て把握できたわけではないが、「GOGO!プリパライフ」や「トイトイ☆テイル」など筐体で使われている楽曲がメインのようだ。リズムゲームも筐体と同様、完成度が高く、とても楽しく遊べるものに仕上がっている。これがあることで、パズルゲームの楽しさが一段と増しているように感じられる。
 
▲リズムゲームは、以前の筐体と同様、ノーツをタイミングよくタップするだけとシンプルなルールだが、非常に楽しい。途中からこれをプレイするためにパズルで遊ぶようになったほどである。筐体で遊んだ経験のある人はこれだけで気分が高まるはず。


続いてアイドルカードの入手方法だが、これについては、他のスマホゲームに準じたものとなる。「ダイヤ」(課金アイテム)を消費してレアカードを手に入れる「プレミアムガチャ」と、ライブなどで手に入る「アゲアゲコイン」を消費してカードを手に入れる「ノーマルガチャ」の2種類があり、そこからカードを入手していく。
 
▲アイドルカードのレアリティは、「N」から「PPR」まであるとのこと。すべてゲームのために描き下ろしたそうである。


アイドルカードの育成は、カード合成で行っていく。育成にあたってのポイントは、多くの経験値が入る素材カード(ガチャなどで手に入る)を活用することと、一度にできるだけ多く合成することだ(最大10枚まで可能)。これはなぜかというと、カードのレベルが上がるごとに合成に必要なアゲアゲコインが増えていくからである。

合成する際、100×レベル数のアゲアゲコインが必要になる。レベル1で10枚合成しようとする1000で済むのに対し、レベル10になると10000必要になる。つまり、チマチマ育成していると、すぐにアゲアゲコイン不足に陥ってしまう。ゆえに我慢して素材カードを収集して一度に沢山合成することがオススメである。これはカード合成のあるスマホゲーム全般にいえることだが。

ただ、育成素材は、なかなか入手しづらい。ライブ終了後の素材カードのドロップ率を上げてもらうか、もしくは、他のゲームにあるような、曜日クエストやダンジョンに相当するものが欲しいと感じる。曜日ごとに強化・進化素材が手に入りやすいライブなども配信してくれるとありがたい。
 


以上、簡単にアプリの概要を紹介してきた。筐体では、誰でも遊べるシンプルなゲーム性を特徴する『プリパラ』だが、スマートフォンアプリでもその考え方は踏襲されている。育成がやや大変という印象があり、育成素材のドロップ改善や、曜日ライブなどの実装が望まれる。すでにゲーム内イベントが始まっているが、今後、筐体との連携なども期待したい。


 
■関連サイト
 

App Store

Google Play



© T-ARTS / syn Sophia
© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PP3製作委員会
 
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
http://avex-pictures.co.jp/

会社情報

会社名
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
企業データを見る
株式会社タカラトミーアーツ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミーアーツ
設立
1988年2月
代表者
代表取締役社長 宇佐美 博之
決算期
3月
企業データを見る
シンソフィア

会社情報

会社名
シンソフィア
企業データを見る