【ゲーム株概況(9/27)】新作のリリースにめどでエディアが後場に一転S高 みずほが目標株価をそれぞれ引き上げた任天堂とDeNAは小動きに

9月27日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比139.37円高の1万6683.93円で取引を終えた。寄り付きは欧米市場の株安を受けて売り先行の展開となったものの、一時は1ドル=100円割れも視野にとらえていた為替が、100円台後半に一気に切り返したこともあって、後場に入るとプラス圏に浮上した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、エディア<3935>が朝方の2000円台割れから後場に入ってストップ高となるなど急騰した。エディアはリリースが遅れていた新作『蒼の彼方のフォーリズム-ETERNAL SKY-』が9月末~10月初めのリリース見通しになったことを発表(関連記事)したことが材料視された。事前登録者数が10万人を超えるなど期待値の高い新作タイトルなだけに株価を大きく刺激したようだ。

また、カヤック<3904>やモブキャスト<3664>がVR関連の材料を焼き直す形で大幅高したほか、前日に引き続きLINE<3938>は、米有力ベンチャーキャピタルの発言やSNS業界の再編期待などから物色を集めた。

半面、前日はフィンテック関連として物色されたドリコム<3793>がさえず、enish<3667>やモバイルファクトリー<3912>も売られた。

みずほ証券が目標株価をそれぞれ引き上げた任天堂<7974>(3万1000円→3万2000円)とDeNA<2432>(3100円→4010円)は、任天堂が小幅高、DeNAは小幅安と小動きにとどまった。


■関連銘柄
株式会社エディア
http://www.edia.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エディア
設立
1999年4月
代表者
代表取締役社長 賀島 義成
決算期
2月
直近業績
売上高24億9400万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億1300万円、最終利益1億800万円(2022年2月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3935
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