ユニバーサルエンターテインメント、2Qの経常益予想を192億円→240億円に上方修正…為替の円高による為替評価益の計上で

ユニバーサルエンターテインメント<6425>は、10月3日、第2四半期累計(2016年4~9月)の連結業績予想を上方修正し、売上高565億円(前回予想515億円)、営業利益155億円(同148億円)、経常利益240億円(同192億円)、最終利益160億円(同101億円)とした。

従来予想からの修正率は、売上高が9.7%増、営業利益が4.7%増、経常利益が25.0%増、最終利益が58.4%増となる。

 


同社では、国際的な経済状況の変化、為替市場の変動により、前回予想発表時と比較して円高にて推移しており、為替評価益の増加による経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益の増加が見込まれるため、と説明している。

第3四半期納品予定の機械受注については、第2四半期同様に堅調に推移しているものの、第3四半期以降の為替変動による損益に与える影響、第4四半期の販売状況を予想することは非常に難しいため、2017年3月通期の予想は据え置いた。

なお、カジノホテル事業については、予想以上の天候不順の影響による若干の計画とのずれは見受けられるが、当初計画に比しては大きな遅れは見受けられないとのこと。短期的にフィリピン政府の政策動向と経済環境を勘案し、最適な開業時期を慎重に検討しているという。