【ゲーム株概況(10/21)】子会社リベルのピールオフ広告展開でアエリアが急騰 メディア工房は連日のS高 任天堂、ガンホーは利益確定売り優勢

10月21日の東京株式市場では、日経平均株価は6日ぶりに反落となり、前日比50.91円安の1万7184.59円で取引を終えた。前日まで5日続伸し、1万7000円台も回復したことで目先達成感が強まったほか、鳥取で発生した地震も市場に冷や水を浴びせる格好となり、引けにかけて値を崩した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アエリア<3758>が前場中ごろから急伸し、1300円台を回復した。アエリアは、子会社のリベルエンタテインメントが『アイ★チュウ』と『A3!(エースリー)』の2タイトル共同によるピールオフ広告を展開すると発表(関連記事)したことが株価を刺激する格好となった。
 

また、メディア工房<3815>が連日のストップ高となるなど強さを見せた。メディア工房は、ARやMR、HVRを手掛ける米DoubleMe社との提携(関連記事)が引き続き材料視されているほか、AI研究に特化した研究所「found it project」を立ち上げる(関連記事)ことも評価材料となっているもよう。

ほか、子会社トライエースが開発を担当するスクエニの新作『スターオーシャン:アナムネシス』が事前登録受付を開始(関連記事)したことで、エヌジェイホールディングス<9421>がストップ高と再び大きく動意づいたほか、グリー<3632>やドリコム<3793>もしっかり。
 

半面、任天堂<7974>は、新型ゲーム機「Nintendo Switch」を公開したものの、目先材料出尽くしの格好となって売られ、前日は新作RPG『セブンス・リバース』の事前登録開始を材料に急騰したガンホー<3765>も利益確定の売り物に押された。


■関連銘柄
株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
企業データを見る
株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
企業データを見る
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
企業データを見る