タカラトミー、2Q業績予想の修正を発表…為替の円高推移で海外売上高が減少し、売上高は下ブレ 利益率の高い国内玩具好調で営業益は2.5倍に

タカラトミー<7867>は、10月27日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想780億円から765億円(増減率1.9%減)とやや下ブレとなったものの、営業利益は同10億円から25億円(同2.5倍)、経常利益は同7億円から16億円(同2.2倍)、四半期純利益は同2億円から5億円(同2.5倍)にそれぞれ上方修正されている。
 

売上高の修正要因は、国内玩具市場における販売は好調に推移したものの、海外売上高が想定以上の為替の円高推移で減少したしため。一方、営業利益は利益率の高い国内の玩具ビジネスが好調なため、増加した。

また、経常利益は在外子会社に対する外貨建債権の評価替えなどに起因する為替差損を計上したものの、営業利益の増加によってこれをカバー。さらに四半期純利益は、TOMY Internationalグループの事業の集中に伴うオセアニアにおける一部ベビー用品の無形固定資産の減損損失の計上など合計5億4100万円の特別損失が発生したものの、予想を上ブレての着地となっている。
株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高1872億9700万円、営業利益131億1900万円、経常利益120億4300万円、最終利益83億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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