カプコン<9697>は、10月27日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高286億7600万円(前年同期比9.4%減)、営業利益17億1500万円(同39.7%減)、経常利益5億1400万円(同82.2%減)、四半期純利益4億500万円(同79.2%減)となった。
今期の目玉タイトルでVR完全対応版『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4、Xbox One、パソコン用)が今年6月に米国で開幕された世界最大級のゲーム見本市「E3」においてVRが話題を集める中、多数の来場者の注目を引いたものの、今期は看板タイトルを下期に集中させるため、第2四半期累計期間は小型タイトル中心の商戦となった。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業
シリーズ作品『逆転裁判6』(ニンテンドー3DSシリーズ用)がおおむね計画どおり展開したほか、人気タイトルのリメイク版『バイオハザード5』(PS4、Xbox One用)および『バイオハザード4』(PS4、Xbox One用)が安定したユーザーに支えられ健闘した。また、海外向け『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)が定着したブランド力により底堅い売行きを示したほか、『戦国BASARA 真田幸村伝』(PS4、PS3用)を発売した。オンラインゲームやモバイルコンテンツは、局面打開に向けて開発体制や運営方法の見直しを進める中、女性中心のスタッフが開発した意欲作品のスマートフォン向け恋愛ゲーム『囚われのパルマ』が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、幸先のよいスタートを切った
②アミューズメント施設事業
リオデジャネイロ五輪や猛暑などの一過性要因による影響があったものの、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の改正が今年の6月に施行されたことにより、夜間の入店規制が緩和された環境のもと、各種イベントの開催や快適な店舗運営など、周辺住民に愛される地域密着型の施設展開によりリピーターの確保、中高年齢者や親子連れのファミリー等、幅広い客層の取り込みに努めた。また、新たなビジネスチャンスを切り開くため、キャラクターグッズなどの販売を目的とする新業態の「キャラカプ」を店舗に併設するなど、新機軸事業を推し進めた。期間中は、山口県に1店舗出店し、施設数は35店舗となった。
③アミューズメント機器事業
パチスロ機部門は、下期からの本格的な攻勢を控え、「デビルメイクライクロス」や「スーパーストリートファイターⅣ」を投入したほか、受託ビジネスに取り組んだ。また、業務用機器部門は、「マリオパーティ ふしぎのチャレンジワールド」を発売するとともに、既存商品の販売に注力した。
④その他事業
主にライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売を手掛けた。
なお、2017年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
今期の目玉タイトルでVR完全対応版『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4、Xbox One、パソコン用)が今年6月に米国で開幕された世界最大級のゲーム見本市「E3」においてVRが話題を集める中、多数の来場者の注目を引いたものの、今期は看板タイトルを下期に集中させるため、第2四半期累計期間は小型タイトル中心の商戦となった。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業
シリーズ作品『逆転裁判6』(ニンテンドー3DSシリーズ用)がおおむね計画どおり展開したほか、人気タイトルのリメイク版『バイオハザード5』(PS4、Xbox One用)および『バイオハザード4』(PS4、Xbox One用)が安定したユーザーに支えられ健闘した。また、海外向け『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)が定着したブランド力により底堅い売行きを示したほか、『戦国BASARA 真田幸村伝』(PS4、PS3用)を発売した。オンラインゲームやモバイルコンテンツは、局面打開に向けて開発体制や運営方法の見直しを進める中、女性中心のスタッフが開発した意欲作品のスマートフォン向け恋愛ゲーム『囚われのパルマ』が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、幸先のよいスタートを切った
前第2四半期 | 当第2四半期 | 増減率 | |
売上高 | 14,304 | 16,373 | 14.5% |
営業利益 | 1,533 | 1,099 | △28.3% |
営業利益率 | 10.7% | 6.7% |
②アミューズメント施設事業
リオデジャネイロ五輪や猛暑などの一過性要因による影響があったものの、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の改正が今年の6月に施行されたことにより、夜間の入店規制が緩和された環境のもと、各種イベントの開催や快適な店舗運営など、周辺住民に愛される地域密着型の施設展開によりリピーターの確保、中高年齢者や親子連れのファミリー等、幅広い客層の取り込みに努めた。また、新たなビジネスチャンスを切り開くため、キャラクターグッズなどの販売を目的とする新業態の「キャラカプ」を店舗に併設するなど、新機軸事業を推し進めた。期間中は、山口県に1店舗出店し、施設数は35店舗となった。
前第2四半期 | 当第2四半期 | 増減率 | |
売上高 | 4,405 | 4,810 | 9.2% |
営業利益 | 355 | 478 | 34.6% |
営業利益率 | 8.1% | 9.9% |
③アミューズメント機器事業
パチスロ機部門は、下期からの本格的な攻勢を控え、「デビルメイクライクロス」や「スーパーストリートファイターⅣ」を投入したほか、受託ビジネスに取り組んだ。また、業務用機器部門は、「マリオパーティ ふしぎのチャレンジワールド」を発売するとともに、既存商品の販売に注力した。
前第2四半期 | 当第2四半期 | 増減率 | |
売上高 | 12,132 | 6,530 | △46.2% |
営業利益 | 2,551 | 1,651 | △35.3% |
営業利益率 | 21.0% | 25.3% |
④その他事業
主にライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売を手掛けた。
前第2四半期 | 当第2四半期 | 増減率 | |
売上高 | 795 | 962 | 21.0% |
営業利益 | 253 | 395 | 55.9% |
営業利益率 | 31.8% | 41.1% |
なお、2017年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697