MCJ、ヒアラブルデバイスを手掛けるネインに出資…ワイヤレスイヤホンと音声認識技術を活用したデバイス操作ができる「APlay」を開発

MCJ<6670>は、11月1日、ヒアラブルデバイスの開発と販売を手掛ける「株式会社ネイン」に出資することを明らかにした。出資額や出資比率については非開示。同日契約を締結し、11月2日に払い込む予定。

ネインは、2014年の設立以来、ウェアラブルサービスの開発を手掛けている。同社の開発したヒアラブルデバイス「APlay」は、ワイヤレスイヤホンと音声認識技術を活用し、ワイヤレスで音楽を楽しむだけでなく、音声アシストによってハンズフリーでスマートフォンの操作を可能とする製品。スマートフォンに届いた各種メッセージやニュースなどの通知や読み上げ、返信などを行うことができる。

スマホと連携するウェアラブルデバイスが普及する中、イヤホンやヘッドホンのワイヤレス化の進行とともに耳に装着するデバイスを用いて音楽を聴くだけではなく、デバイス操作やメッセージの送受信など様々な用途に対応するヒアラブルデバイスが注目されている。近年、スマホの操作方法が音声認識の技術の発展に伴い、タッチ操作から音声入力操作へとトレンドが変化しつつあるという。

なお、MCJでは、中期経営計画で開発、製造から販売、アフターサービスに至るまでの一貫したグループのバリューチェーンを活用し、ものづくり系ベンチャー企業へ事業上の協業を前提とする投資を通じて、事業シナジーを通じた投資先の企業価値の向上を図るとともに、グループとして取り扱うハードウェアデバイスの拡充を掲げているが、今回の投資は、中期経営計画の一環として行うとのこと。


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