スクエニHD、2Qは売上高23%増ながら営業利益11%減で着地 デジタルエンタテインメント事業の売上高は前年同期比30%増に

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、11月8日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高1063億円(前年同期比23.1%増)、営業利益111億円(同11.7%減)、経常利益83億円(同35.2%減)、最終利益54億円(同25.0%減)となった。
 

セグメント別の状況は以下のとおり。

①デジタルエンタテインメント事業…売上高783億円(前年同期比30.1%増)、営業利益121億円(同6.1%減)
スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいて、既存のタイトル群が引き続き好調に推移したことに加え、前年度にサービスを開始した『メビウス ファイナルファンタジー』『星のドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』『グリムノーツ」などの新規タイトルが期初から収益に寄与した。家庭用ゲーム機向けタイトルは、新作『DEUS EX MANKIND DIVIDED』やPS4版『RISE OF THE TOMB RAIDER』を発売したほか、過去に発売したタイトルのダウンロードを中心としたリピート販売も好調だった。

②アミューズメント事業…売上高212億円(同11.9%増)、営業利益20億円(同3.9%減)
『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』などのアミューズメント機器の発売があったほか、店舗運営も堅調に推移した。

③出版事業…売上高45億円(同8.9%減)、営業利益9億円(同9.7%減)
前年同期と比較して電子書籍のライセンス収入が増加したものの、コミック単行本の売上が減少した。

④ライツ・プロパティ等事業…売上高30億円(同18.0%増)、営業利益10億円(同23.5%増)
自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化等が堅調に推移した。

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高2500億~2700億円(前期比16.8~26.1%増)、営業利益270億~330億円(同3.8~26.8%増)、経常利益270億~330億円(同6.6~30.3%増)、最終利益170億~210億円(同14.5%減~5.6%増)の見込み。
 



 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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