アカツキ、第2四半期は「ドッカンバトル」などモバイルゲーム好調で営業益99%増の17.66億円 3月通期は先行投資で利益予想レンジの上限を引き下げ(追記)

アカツキ<3932>は、11月14日、第2四半期累計(4~9月)の連結を発表し、売上高44億2100万円(前年同期比82.1%増)、営業利益17億6600万円(同99.0%増)、経常利益16億9700万円(同101.5%増)、最終利益11億7300万円(同126.0%増)だった。

 


同社は、「シンデレライレブン」、「サウザンドメモリーズ」、「テイルズ オブ リンク」(バンダイナムコエンターテインメ ント提供)、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」(バンダイナムコエンターテインメ ント提供)を提供している。「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が国内外で大ヒットし業績拡大をけん引したものとみられる。

また、ソーシャルゲーム事業からモバイルゲーム事業にセグメントを変更したことも明らかにした。


【追記】
第2四半期(7~9月期)の数字を見ると、売上高が前四半期比42.4%増の25億9700万円、営業利益が同37.4%増の10億2200万円と大きく伸び、四半期ベースではいずれも過去最高を記録した。営業利益については初の10億円台にのせたことになる。

 
【アカツキの四半期別売上高・営業利益の推移(単位:億円)】



 
■通期の利益予想の上限を減額

同時に2017年3月期の連結業績予想を修正し、売上高80~90億円(前回予想70~100億円)、営業利益20~30億円(同20~40億円)、経常利益19~29億円(同20~40億円)、最終利益12~19億円(同14~28億円)とした。売上高、各利益の予想レンジの上限を引き下げた。従来予想からの修正率は、売上高が14.3%増~10.0%減、営業利益はレンジ上限が25%減、経常利益が5.0~275%減、最終利益が14.3~32.1%減となる。

 


同社では、連結売上高については、上期の既存タイトルが堅調に推移したことを踏まえ、売上高レンジの下限値を引き上げる一方、新規タイトルのクオリティ向上などを目的としたリリース延期等の影響を勘案し、通期連結売上高レンジの上限値を減額した。

また、連結営業利益については、新規ゲーム開発のさらなる強化と、ライブエクスペリエンス事業の国内No.1プラットフォームの実現に向けた積極的な投資のほか、新規事業や採用の強化などによる追加投資、そとあそび買収に伴うのれん償却額の計上の影響を考慮し、通期連結営業利益の上限値を引き下げた。経常利益と最終利益については、営業利益の上限引き下げの影響や、上期までの営業外損益及び特別損益の実績を考慮したという。
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る