ブランジスタ、16年9月期は27%増収、60%営業増益で着地 今期は『神の手』の大規模なプロモへの先行投資で最終赤字を見込む

ブランジスタ<6176>は、11月14日、2016年9月期の連結決算を発表、売上高28億2300万円、営業利益5億200万円、経常利益5億200万円、当期純利益3億5100万円となった。子会社ブランジスタゲームの設立に伴う連結決算への移行のため、連結業績での前年同期比較はないが、単体との比較で見ると、売上高は27.1%増、営業利益は60.7%増、経常利益は66.8%増、当期純利益は94.6%増となっている。
 

電子雑誌業務では、電子雑誌への広告掲載売上および制作受託売上が引き続き好調に推移した。また、2016年6月には同社初の海外読者向け訪日旅行電子雑誌「旅色」インバウンド版を創刊し、鳥取市や宮城県など地方自治体とのタイアップによる観光プロモーション誌の発行も増加した。

ソリューション業務では、業務受託案件が好調に推移したことに加え、ブランジスタ物流の取扱高も増加し、業務受託売上が好調に推移した。

ほか、2016年6月に連結子会社ブランジスタゲームから神体験3Dクレーンゲーム『神の手』をリリースし、多彩な企画を実施することで、ユーザー獲得と収益基盤の構築に注力した。

なお、2017年9月期の連結業績予想については、売上高33億円(前期比16.9%像)、営業利益ゼロ、経常利益ゼロ、当期純損益1億5000万円の赤字の見込み。今期は『神の手』について、テレビCMなど大規模なプロモーションへの先行投資を行い、さらなる利用数の増加と将来的な収益拡大を図っていくとしている。