ネクソンが韓国でリリースした新作モバイルゲームが好調な出足…『メイプルストーリーM』が売上ランキングTOP10、『三國志曹操伝』もTOP30に

ネクソン<3659>が韓国でリリースした新作モバイルゲームが好調な出足を見せているようだ。10月に『三國志曹操伝』と『メイプルストーリーM』の2タイトルのiOSアプリとAndroidアプリをリリースし、『メイプルストーリーM』は売上ランキングでTOP10、『三國志曹操伝』もTOP30圏内をキープしている。

まず、『メイプルストーリーM』については、オンラインゲームとして世界的な人気を博している『メイプルストーリー』のモバイルゲーム版となる。マルチプレイなど、PCオンラインゲームに近いゲーム体験をモバイルで実現しており、シリーズ作品のファンから好評だという。
 
出所:AppAnnie


また、『三國志曹操伝Online』については、コーエーテクモゲームスからライセンスを得てネクソンの子会社Thingsoftが開発したモバイルゲームとなる。『三國志曹操伝』は、韓国で大ヒットした実績があることから、作品のファンが多くリリース後から多くのユーザーが遊んでおり、売上ランキングでも20~30位をキープしている。
 
出所:AppAnnie


同社では、今後、アラド戦記の3D版モバイルゲーム『Dungeion & Fighter: Spirit』をリリースする予定。すでに9月にβテストを行い、テスト参加者からの評判も良好とのこと。テスト参加者から得られたフィードバックをもとに、正式サービス開始に向けてゲーム内容の改修を行っていくとのことだ。

『HIT』や『FIFA』も含めてモバイルでヒット作が生まれているネクソンだが、11月17日より始まるG-STARでは28本ものモバイルゲームを出展するなど新作が多く控えている。「14年以来、続けた種まきが実り始めた」(経営企画室長の熊谷峻平氏)もので、新作のリリースが減少傾向にあるなか、今後、モバイルゲーム市場で一段と存在感を高めそうだ。

 
(編集部 木村英彦)
株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
企業データを見る