Appier、シリーズ B の資金として1950万ドル(22億円)を調達…AIを活用したソリューションの開発に充当

AI(人工知能)テクノロジー企業の台湾Appierは、シリーズ B の資金として、Pavilion Capital International、WI Harper Group、FirstFloor Capital、Qualgro から1950万ドル(約22億円)の追加調達したことを明らかにした。AIを活用したサービスの研究開発と、アジアにおける継続的な雇用と市場拡大に資金を充当する、としている。今回の資金調達により Appier のシリーズ B の総資金額は計4250万ドル(約48億円)となり、現在までの総資金額は4950万ドル(約56億円)に達する。昨年最初のシリーズ B の資金調達を行ってから、Appierの事業規模は3倍となった。

同時に、Appier は、台湾、日本、並びにシンガポールにおける Aixon Platform のパイロット販売についても発表した。Aixon Platformは、さまざまな企業がユーザーデータを収集、分析し、マーケティング判断を行うための情報となる知見を生成するのに役立つプラットフォームだという。 Aixon Platform は、データの予測的分析を通じて企業が意思決定を行うためのよりよい情報を提供できる、人工知能型ビジネスツールの開発に向けて一歩を踏み出したとのこと。

同社によると、企業が対応しなければならないデータの量は爆発的に増加したという。実際、ここ 2 年間で生成されたデータの量は、人類の過去の歴史全体において生成されたデータの量よりも多いそうだ。しかし、このようなデータから有益な知見を抽出するにあたって、企業は課題に直面している。有資格者とテクノロジーがともに不足し、そのことがビジネスの成長に対する深刻な制約となりつつある。