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【エイチーム決算説明会】1Q売上高は71億円と過去最高 ゲームと結婚関連、自転車通販への投資継続で営業益はQonQ60%減

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エイチーム<3662>は、12月9日、第1四半期(16年8~10月期)の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。発表した決算は、売上高71億3600万円(前年同期比54.8%増)、営業利益2億9300万円(同43.7%減)、経常利益2億9200万円(同40.8%減)、最終利益1億3800万円(同52.6%減)となり、増収減益となった。
 


大幅な営業減益だが、『ユニゾンリーグ』のテレビCMや、『ヴァルキリーコネクト』のWebプロモーション、「すぐ婚 navi」(現「ハナユメ」)の広告投資を行ったことが主な要因。売上高は、四半期ベースで初となる70億円台に乗せるなど、過去最高の水準となった。ゲームを展開するエンターテインメント(以下、エンタメ)事業と、ライフスタイルサポート(ライフサポート)事業、新設のEC事業が伸びた。EC事業について、主に自転車の通販サイトを展開している。

決算説明会に臨んだ林高生社長(写真)は、「ライフスタイルサポート事業も同様だが、エンタメ事業が過去最高の売上高となった。これまでエンタメとライフスタイルの売上高比率はおおむね5:5だったが、徐々に比率が変わってきた」とコメントした(断りがない限り、「」内は林社長の発言)。またEC事業は「月商1億円を安定して超えている」と述べ、新事業も順調に育ってきたことを強調した。


 
■QonQでも増収減益

まず、前の四半期である第4四半期(5~7月)の状況から振り返っていこう。第4四半期期間の売上高は前四半期比9.4%増の67億5700万円、営業利益は同6.4%減の7億4800万円となり、増収減益となった。売上高は四半期ベースで過去最高を更新したものの、新作スマートフォンアプリ『ヴァルキリーコネクト』のプロモーション費用3億円など、エンタメ事業の広告宣伝費が増加したことが主な減益要因となった。

続く第1四半期は、売上高71億3600万円(前年同期比5.6%増)、営業利益2億9300万円(同60.8%減)と引き続き増収減益となった。主力であるエンタメ事業とライフスタイル事業が順調に拡大した。『ユニゾンリーグ』と『ヴァルキリーコネクト』のほか、ライフスタイルの自動車関連とブライダル関連が伸びた。利益に関しては前述のとおり、スマートフォンゲーム2タイトルと、ブライダル関連の認知向上のための広告宣伝費が影響した。
 
 
▲費用の内訳をみると、広告宣伝費が最も伸びていることがわかる。


 
■セグメント別の状況

続いてセグメント別の状況を見ていこう。エンタメ事業の売上高は、40億8900万円(前四半期比6.0%増)と初めて40億円台に乗せた。これは新作『ヴァルキリーコネクト』が四半期決算に初めてフル寄与したことに加えて、『ユニゾンリーグ』で「エヴァンゲリオン」コラボなどが好評を博し、売上を大きく伸ばしたことがあげられる。『ユニゾンリーグ』はリリースから2年経過したが、売上高は高水準を維持しているという。

セグメント利益については、同57.2%減の3億0200万円と大きく落とした。これは、『ユニゾンリーグ』で「エヴァンゲリオン」コラボを告知するテレビCMを実施したことや、新作『ヴァルキリーコネクト』のWEBプロモーションを強化したことが主な要因だった。
 


また、海外比率は16%から15%に低下したが、『ヴァルキリーコネクト』の海外版の展開で引き上げを狙う。これまで『ダークサマナー』と『レギオンウォー』の英語版を展開していたが、きちんと各国の言語に対応していく方針。『ユニゾンリーグ』でも始めていたものだが、今後は、開発効率を上げるため「ワンビルドで対応する」とのこと。10月20日より開始したが、「過去のタイトルに比べて良い数字になっている」という。
 


ライフスタイル事業の売上高は26億5200万円(同5.5%増)と伸び、セグメント売上高は過去最高を記録した。引っ越しシーズンが終わったため、関連サービスが低下したものの、自動車関連サービスや、ブライダル関連サービスなどサブセグメントが順調に伸びた。また、セグメント利益は3億6900万円(同13.4%減)と減益となった。「すぐ婚 navi」のブランド認知のための広告告投資を行ったことが主な要因だった。
 
 
▲各種KPIと粗利益率・粗利額の推移。利用件数については、第3四半期に大きく伸びる傾向があるが、全体としては順調に利用件数を増やしていることがわかる。ARPUが低下したが、これは前の四半期に貢献したエアコンの販売と取り付けサービスが「繁忙期が過ぎたのでやや下がった」ため。


EC事業は、売上高が前四半期比2.0%増の3億9300万円、セグメント損益3400万円の赤字(前四半期4300万円の赤字)だった。「自転車の通販領域は他のプレイヤーが存在しないので攻めていく。先行投資を行い、市場を作っている状況だ。数ヶ月単位ではなく、長期的な視点で取り組んでいる」とのこと。気温が下がると自転車の売上に影響が出てくるため、第2四半期(11~1月期)の売上高は若干下がるとの見方を示した。
 


 
■今後の見通し…『放課後ガールズトライブ』のリリース前提の予算に

続く第2四半期(16年11月~17年1月)は、売上高76億6400万円(前四半期比7.4%増)、営業利益700万円(同97.6%減)、経常利益1800万円(同93.6%減)、最終利益4200万円(同69.6%減)と、増収減益となる見通しだ。利益水準は、新作『放課後ガールズトライブ』のリリース次第になるという。リリースする場合、大型のプロモーション費用が発生するため、業績予想の数字での着地となる見通し。
 


『放課後ガールズトライブ』の開発の進ちょく状況についての質問が出た。これに対して、エンターテインメント事業本部長の中内之公氏は「最終段階にあり、現在、ブラッシュアップと調整を行っている」と回答した。リリース予定時期については明言しなかった。事前登録者数は50万人を突破しているうえ、「かなり濃いユーザー」が多いため、初速は期待できるとのことだった。
 


『放課後ガールズトライブ』については、日本国内だけでなく、韓国や繁体字圏を中心に海外展開にも注力する考えだ。有名IPを使用しない、オリジナルタイトルであってもスクウェア・エニックスの『ミリオンアーサー』シリーズがヒットしたように、「作りこまれた作品は海外でも評価が高い傾向にある」(中内氏)という。今後、東南アジア地域に向けた投資も行っていく方針だ。

既存タイトルについては、『ヴァルキリーコネクト』の世界配信を11月24日より開始した。また、『ユニゾンリーグ』についてはサービス開始2周年を迎え、1日あたりの売上高が過去最高を更新したことも明らかにした。「これまでのタイトルは、数ヶ月で最高記録に到達していたが、長期間でも売上を伸ばせるようになってきた」という。ゲームの運営力の向上を示すものといえよう。

また、「すぐ婚 navi」については11月8日に「ハナユメ」に名称を変更し、サイトのリニューアルも行った。「類似サービス名が増えていることに加え、旧サービス名に対して"安かろう悪かろう"と誤解されている部分があった」ことが主な理由だった。

このほか、EC事業は、愛知と東京に倉庫と組立工場を保有していたが、新たに兵庫にも物流センターを増設し、12月より稼働を開始したという。
 


なお、2017年7月通期は、売上高320億円(前期比39.3%増)、営業利益33億円(同49.1%増)、経常利益32億5000万円(同55.2%増)、当期純利益21億5000万円(同66.3%増)を見込む。第2四半期累計(16年8月~17年1月)の予想は、売上高148億円、営業利益3億円、最終利益1億8000万円であることから、下期偏重型の予算となっている。先行投資の成果が下期の売上につながってくるかが注目点になるだろう。


 
(編集部 木村英彦)
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企業情報(株式会社エイチーム)

会社名 株式会社エイチーム
URL http://www.a-tm.co.jp/
設立 2000年2月
代表者 林高生
決算期 7月
直近業績 売上高229億円、営業利益22億円、経常利益20億円、最終利益12億円(2016年7月期)
上場区分 東証一部
証券コード 3662

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