VRを使用したリハビリの臨床データの取得開始 アイデアクラウドと苑田会人工関節センター病院の取り組み


アイデアクラウドと苑田会人工関節センター病院が提携し、VRを使用したリハビリテーションの臨床データ取得を1月より開始したと発表した。

苑田会人工関節センター病院内でHTC Viveを利用し、リハビリ支援コンテンツを運用。実際に、人工関節の手術を行った患者様のリハビリテーションの一環としてVRを利用し、その効果を測り、臨床データの取得を行うというものだ。

<以下、プレスリリースより>

WEB/IT事業を手がける株式会社アイデアクラウド(〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内1-17-19/代表取締役 田中義弘)と都内初の人工関節・スポーツ整形専門施設、苑田会人工関節センター病院(〒121-0064 東京都足立区保木間1-21-10/病院長 杉本和隆)が提携し、VR・プロジェクションマッピングなどの技術を利用した医療支援プロダクトの開発を2016年11月より行っていますが、2017年1月より、苑田会人工関節センター病院にて、VRを利用したリハビリテーションの臨床データ取得を開始しました。

VRリハビリ支援プロダクトによる臨床データ取得へ
苑田会人工関節センター病院内でHTC Viveを利用し、リハビリ支援コンテンツを運用。実際に、人工関節の手術を行った患者様のリハビリテーションの一環としてVRを利用し、その効果を測り、臨床データの取得を行います。
 

 
 



VRリハビリ支援コンテンツと見込まれる効果
苑田会人工関節センター病院の理学療法士と共同で、横運動と縦運動の2つの運動課題のコンテンツを開発。いずれもVR空間上でボールが出現し、タッチすることでポイントとなるゲーム要素を含み、ボールの速度・出現頻度なども術後の経過によって5段階の調整が可能です。VRを用いる事で楽しみながら、広がりのあるVR空間でリハビリテーションを行うことで、より早い運動能力の回復を目指します。


今後の展開
取得した臨床データを元に、プログラムを改善。さらに効果が高いVRリハビリ支援プロダクトとしてプロトタイプから製品版へと開発を進めてまいります。
その他領域についても、引き続き、VR(バーチャルリアリティ)・プロジェクションマッピング・MR(複合現実)による先端IT技術と医療を組み合わせ、医療の発展に寄与するプロダクトの開発を共同で行ってまいります。

・株式会社アイデアクラウド
名古屋市中区丸の内1-17-19 キリックス丸の内ビル5F 
https://ideacloud.co.jp/

・VR事業 
http://vr-360.net

・プロジェクションマッピング事業
http://projection-mapping.biz/

<医療技術協力>
苑田会人工関節センター病院
東京都足立区保木間1-21-10
http://sjrc.sonodakai.or.jp/