Game Server Services、スマートデバイスゲーム向けmBaaSサービス「Game Server Services」をUnityから利用できるSDKをリリース

Game Server Servicesは、スマートデバイス向けゲームに最適化したゲームサーバを1時間あたり数円から利用できるmBaaS(Mobile Backend as a Service) サービスを汎用ゲームエンジンUnityから利用できるSDKをリリースしたことを発表した。

「Game Server Services(GS2)」は最先端のサーバテクノロジーである「サーバレスアーキテクチャ」を活用して開発されており、アクセス数の増大に対してメンテナンス時間無しで拡張可能な「伸縮性」や、ハードウェア障害・データセンターが被災するような事態が発生しても、データの消失・停止することなくサービスを継続できる「高可用性」を特徴としている。

この特徴により、事前にアクセス数を予測することが難しいゲームサービスにおいても、安定したサービスを提供することができるようになる。さらに、このような特徴を持ちながらも初期費用は必要なく、サーバ起動時間1時間あたり・API呼び出し回数による従量課金制を採用しており、最も安いサービスであれば1時間あたり2円という、リーズナブルな価格でゲームサーバを利用することができる。

■「GS2 SDK for Unity」の特徴
昨年12月より、「GS2は」オープンβテストを実施している。ただ、これまではサーバ間通信でサービスをご利用いただくアーキテクチャだったため、ある程度サーバ開発に関する知識がなければ「GS2」のサービスを利用することはできなかった。しかし、今回リリースした「GS2 SDK for Unity」を利用することで、一切サーバ開発に関する知識やノウハウを持たずにネットワーク対応ゲームを開発することができるようになった。

■今後の展開
2017年2月には新機能として「仮想通貨の管理機能」「消費型アイテム」の2つの機能を追加する予定。仮想通貨のサービスを利用することで、ゲームのリトライに対して課金することや、コンテンツの購入機能をよりお手軽に実装することができるようになる。消費型アイテムはスタミナの回復アイテムなど、使用回数に制限のあるアイテムの所持数をサーバで管理するための仕組みとなる。この仕組みを導入することで不正にアイテムを増殖し、意図しないゲームプレイをすることを阻止することができる。

その他、ゲーム開発に必要となるサーバ機能を次々と開発していく予定としている。