ソニー、映画分野で1121億円の減損損失を計上

ソニー<6758>は、コロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメントを買収する際に計上した映画分野の営業権について減損1121億円の営業損失を計上したと発表した。第3四半期決算で計上する。17年3月通期の業績見通しへの影響は精査中で、2月2日の決算発表で公表する予定。

同社によると、映画分野のうち映画製作事業の将来の収益見通しを下方修正したことによるもので、これは現金支出を伴うものではない、としている。映画製作事業では、主に市場縮小の加速により、BD/DVDなどのパッケージメディアやデジタル販売事業の収益見通しを引き下げたという。

なお、映画製作事業の収益性改善に向けた施策とテレビ番組制作、メディアネットワーク事業のさらなる拡大により、映画分野は将来の利益成長を見込んでおり、引き続きソニーにとって重要な事業と位置付けているとのこと。 

同時に、保有するエムスリーの株式1730万2700株をゴールドマン・サックス証券に売却し、約370億円の譲渡益を営業利益として計上することも明らかにした。売却後のソニーの保有株式数は、1億1000万株(所有割合34%)となる。
ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入11兆5398億3700万円、営業利益1兆2082億600万円、税引前利益1兆1803億1300万円、最終利益9371億2600万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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