​サイバーエージェント、東工大の奥村学教授、高村大也准教授とキャラクター性を付与したチャットボットの共同開発を開始

​サイバーエージェント<4751>のアドテクスタジオは、2月1日、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」が東京工業大学と産学連携を開始したと発表した。同社は、高度なAI研究技術を持ち、実用化に積極的な研究室との連携を強化しており、東京大学、明治大学、静岡大学、電気通信大学、米イェール大学と共同研究を行っている。

今回、「AI Lab」は、「AI Messenger」の会話エンジンにおける、キャラクター性の付与を自動化するための「発話のキャラクター変換技術」を研究するため、東京工業大学と産学連携を行い、東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 教授 奥村学氏と、同准教授 高村大也氏と共同研究を開始した。様々なキャラクターを持ったチャットボットの作成が容易にし、企業のブランドキャラクターやユーザーの属性(性別や方言など)に合わせたチャットボットを生み出し、ユーザーなど対話することが可能になることを目指す。チャットボットなどの対話エージェントで、キャラクター性はより人間らしく親しみやすい存在にするために重要であると考えられており、同社は、キャラクター変換技術の研究・開発を進めることで、対話エージェントが実社会においてより身近な存在になる世界を目指しているという。



東京工業大学 教授 奥村 学氏
1984年東京工業大学工学部情報工学科卒業。1989年東京工業大学大学院博士後期課程修了(情報工学専攻)、工学博士。1989年東京工業大学助手。1992年北陸先端科学技術大学院大学助教授。2000年東京工業大学助教授。2007年東京工業大学准教授。2009年東京工業大学教授を歴任。現在は、同大学科学技術創成研究院教授として、自然言語処理、知的情報提示技術、語学学習支援、テキスト評価分析、テキストマイニングに関する研究に従事。


東京工業大学 准教授 高村 大也氏
1997年東京大学工学部計数工学科卒業。2000年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(計数工学専攻)。2003年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程修了(自然言語処理学専攻)、工学博士。2003年東京工業大学助手。2007年東京工業大学助教。2010年東京工業大学准教授に就任。現在は、計算言語学、自然言語処理を専門とし、特に、評判分析、文書要約の研究に注力。また、有名な著書として「言語処理のための機械学習入門」がある。
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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