【ゲーム株概況(2/2)】コロプラが続伸し1000円台回復 上方修正のエイチームも高い 51%営業減益だったカプコンは大幅安

2月2日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落。前日比233.50円安の1万8914円58銭で取引を終えた。為替市場で1ドル=112円台半ばまで円高が進んだことを受けて、先物主導で売られる展開となった。33業種中、31業種がマイナスだった。

こうしたなか、ゲーム関連株は決算発表を受けて明暗が分かれた。減益決算を発表したコロプラ<3668>は続伸し、4ケタ大台を回復した。2月1日に発表した1四半期(10~12月)の連結決算は、前年同期比でも前四半期比でも減収減益となったが、売上高の通期計画に対する進捗率が26.2%、営業利益は33.3%と会社計画を上回る推移となったことが好感されたもよう。

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また、エイチーム<3662>も堅調だった。2月1日、第2四半期(16年8月~17年1月)の連結業績予想を上方修正し、営業利益を3億円から9億円に大幅に引き上げたことが好感された。「ユニゾンリーグ」と「ヴァルキリーコネクト」が好調に推移したことに加え、「放課後ガールズトライブ」のリリース遅延の影響で広告宣伝費が一部未消化になったことが主な要因だという。

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他方、カプコン<9697>が大幅安となった。2月1日に発表した第3四半期(4~12月)の連結決算で、営業利益が51.7%減の51億円と減益になったことが嫌気された。第4四半期で挽回し、営業利益は13%増の136億円を計画しているが、鍵となる発売する主力タイトルの販売状況を見極めたいとの見方も出ていた。

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■関連銘柄一覧
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る