コーエーテクモゲームスは、本日(2月6日)、東京都内において、新規VR筐体「VR SENSE」を発表を行った。PSVRを利用した筐体は、ゲームはもちろん様々な形態で運営を検討してるという。
▲コーエーテクモホールディングス代表取締役社長 襟川陽一 氏
発表会では、まず主催者挨拶として、コーエーテクモホールディングス代表取締役社長 襟川陽一 氏が登壇。
「VR SENSE」はゲーム専用機ということだけではなく様々なエンターテイメントにも期待できる汎用性を持った筐体であると説明。コーエーテクモグループ各社が、VRという非常に話題の人気のある技術についてはコンテンツを出し、広く楽しんで欲しい。是非ともご支援ご協力をお願いしますと挨拶を行った。
▲コーエーテクモホールディングス 代表取締役会長 襟川恵子 氏
またコーエーテクモホールディングス 代表取締役会長 襟川恵子氏も続いて登壇。「VR SENSE」の開発秘話や機能のプレゼンテーションについて語ってくれた。
当初、いいアイディアがあって「VRをやりたい」と、経営幹部に言った所「ビジネスモデルが確立されてないし、作ってるところは赤字。手間もかかるし、ビジネスに向かない」とかなり難色を示されたという。
また「やってもいいけど、社内の開発に携わっている人間を1人も使うな」と襟川陽一 氏に言われたとのこと。そこから人材探しが始まり、テクモウェーブで手の空いている人材やかつてハードを作った際の技術チームの頼りになる人材などと協力して今日の発表に至ったという。
*なお、その頼りになる人物は襟川恵子氏曰く、天才であり、会場にも居るが引き抜かれたくないので紹介はしないとのこと。ものすごい信頼である。
さて実際の機能だが、世界初と銘打った数々の機能が盛り込まれた「VR SENSE」だが、国際的なパテントも出願中だという。
そして一番のウリとして説明したのが、オペレーション要員なしでの稼働だ。
VRは体験型で付き人が必要な事が多いが、この筐体では椅子に座ることで安全性の担保をしつつ、筐体の中に物を置くスペースを設置。視界が塞がっている状態でも盗難に遭うことはないという。
このVR筐体で成功したい思っているので、ぜひ皆様のご支援を賜われれば幸いですと締めくくった。
<後編へと続く>