日本ファルコム、1Qは売上高15%減、営業益2%減と減収減益に 期中に製品部門の新作投入なし ライセンス部門は売上高39%増と好調

日本ファルコム<3723>は、2月9日、2017年9月期の第1四半期(10~12月)の決算(非連結)を発表、売上高2億8600万円(前年同期比15.9%減)、営業利益1億4700万円(同2.2%減)、経常利益1億4900万円(同1.8%減)、四半期純利益1億800万円(同1.4%増)となった。
 

製品部門は、PS Vita向けゲームソフト『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』(2016年7月発売)およびPS4向けゲームソフト『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)』(2016年9月発売)を販売したが新たな新作タイトルの投入はなく、売上高は2300万円(前年同期比84.3%減)となった。

なお、PS4向けに『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』を5月25日に発売する予定で、『英雄伝説 閃の軌跡』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ』、その最新作『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』をPS4向けに制作中としている。

一方、ライセンス部門は、PS Vita向けゲームソフト『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』韓国語版やニンテンドー3DS版『ぐるみん 3D」英語版及び日本語版を発売した。また、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』のほか、『オルタンシア・サーガ』や『セブンナイツ』『太鼓の達人 Vバージョン』などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進めた。その結果、同部門の売上高は2億6200万円(前年同期比39.0%増)となった。

なお、2017年2月にPS4向け『イース オリジン』の日本語を含む多言語版を、2017年3月にPS Vita向け『東亰ザナドゥ』及びPS4向け『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の繁体字中国語版を、2017年5月にはPS4向け『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』の繁体字中国語版を発売する予定としている。

2017年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億円(前期比22.9%増)、営業利益7億5000万円(同28.4%増)、経常利益7億5000円(同28.3%増)、当期純利益5億円(同29.2%増)の見込み。
 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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