オルトプラス、第1四半期はゲーム運営の効率化で営業赤字縮小 フォワードワークスやKADOKAWAとの新作開発費など先行投資も発生【追記】

オルトプラス<3672>は、2月9日、第1四半期(10~12月)の連結決算を発表し、売上高7億3100万円(前年同期比18.6%増)、営業損益6600万円の赤字(同2億2500万円の赤字)、経常損益3100万円の赤字(同2億2800万円の赤字)、最終損益1億2900万円の赤字(同2億4500万円の赤字)となり、増収・赤字幅縮小となった。

 


同社では、増収要因について、運営中のタイトルについては、安定的に推移するとともに、他社運営タイトルの新規獲得とオフショア開発の案件が増加した、と説明している。利益面については、運用タイトルの効率化と、本社オフィスの集約など管理費用の削減も継続して進めた結果、赤字幅が縮小したものの、新規タイトルの開発コストと管理費などの共通コストが引き続き利益を上回って推移し、赤字になったとのこと。

最終損益は経常損益よりも赤字幅が大きいが、保有しているXPEC株式について、特別損失として投資有価証券評価損9200万円を計上したことが響いた。

なお、自社タイトル並びに他社との協業タイトルを10タイトル(国内ネイティブ4、国内ウェブブラウザ5、海外ネイティブ1)、パブリッシングタイトルを3タイトル(国内ネイティブ2、国内ウェブブラウザ1、海外ネイティブ1)、運営移管タイトルを5タイトル(国内ウェブブラウザ5)の運営を行うとともに、フォワードワークスやKADOKAWAなどとの協業により新規タイトルの開発を進めているという。

2017年9月通期の予想は非開示。合理的な業績予想の算定ができないため、としている。


【追記】
四半期業績推移のグラフは以下のとおり。
 
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
企業データを見る